内容説明
18歳で空手界の巨匠、大山倍達の最後の内弟子となった「蒼い目のサムライ」ニコラス・ペタス。今年、来日20周年を迎えた彼は、バブル期から東日本大震災を経験した現在の日本に至るまで、どんな思いを持ってこの国の人々を見つめてきたのだろうか。本書では、右も左もわからない中で、自分の信念を貫いて極真会館に入門し、ニッポンで強くなったデンマーク出身の格闘家の半生をたどることで、日本人が気づかなかった日本のチカラを浮き彫りにしていきたい。K‐1の試合で足を骨折し、選手生命の危機と言われるほどの大ケガを負いながら、執念で復活したニコラス・ペタスの不屈の精神を育んだものは何だったのか。その答えは本書にある。
目次
第1章 蒼い目のサムライがみた日本
第2章 映画『ベスト・キッド』に憧れて
第3章 「見るまえに跳べ」、押忍の精神
第4章 大山倍達、最後の内弟子として
第5章 K‐1。挫折と勝利と原点と
第6章 格闘家人生20周年目の復活
終章 日本が教えてくれたこと
著者等紹介
ペタス,ニコラス[ペタス,ニコラス][Pettas,Nicholas]
1973年、デンマーク人の母とアメリカ人の父の間に生まれる。空手家・格闘家。1991年来日。極真会館総裁・大山倍達の内弟子となる。1998年よりK‐1に参戦。2001年、武蔵を破りK‐1 JAPAN GP優勝。現在、格闘家としてだけでなく、俳優・タレントとしても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NYC
0
押忍の精神、極真の精神を改めて学ぶことができた。また、写真でしか見たことのない大山総裁がどんな方だったのか少し分かって、その総裁に直接指導してもらっていた作者はとても幸せだったんだなと思った。自分なんてまだまだだと思う。押忍。2015/08/01
ジョイフル
0
面白かったです。 侍とか道とか、日本人では暗黙の了解で逆にわからない部分がある。 外国人のペタス氏の客観的ながらも実践者しかわからない視点がよかった。 それにペタス氏はやっぱりいい人。 2014/09/22
kei
0
『頭は低く、目は高く、口慎んで、心広く、孝をを原点とし、他を益する』2011/10/31