内容説明
1818年、ロンドン。26歳で夫を亡くしたジェインは、失踪した親友デルを捜すため、“ザ・クラブ”に潜入することになった。そこは背徳的な上級階級の男女が集い、夜な夜なみだらな行為を楽しむ館だった。なすすべもなく怯えるジェインの前に、やがて現われた怪しい仮面の男―しかしその男は、デルの兄で8年ぶりにイギリスへ帰国したクリスチャンだった。ふたりは共にデルの行方を探っていくが、しだいに館の怖ろしい秘密が明らかに…全米で絶賛のエロティック・ロマンス
著者等紹介
ペイジ,シャロン[ペイジ,シャロン][Page,Sharon]
大学で工業デザインを学んだ後、構造工学の企業で調査開藩の仕事に携わる。そのかたわらロマンス小説の執筆を始め、「エローラズ・ケイヴ」より2003年にデビュー。『罪の夜への招待状』(幻冬舎刊)で、National Readers’Choice Awardのエロティック・ロマンス部門最優秀賞を受賞。2009年には『罪深き夜の館で』が米国ロマンス小説専門書評紙の「ロマンティック・タイムズ」でセンシュアル・ヒストリカル部門最優秀賞を受賞し、“エロティック・ロマンスの新女王”と評された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
19
好きな人と結婚、ラッキーチャチャチャ!なロマンス歴史小説が山のようにありますが、階級によってはいまだに親の采配でしか結婚できぬ若者がいるのは事実です。登場する女子3人は、結婚で手ひどい仕打ちを受けており、未亡人になってようやく一息ついたヒロインが、夫に乱交を強要され、行方不明となった親友を探すために「クラブ」に乗り込む…という出だしです。ま、あとは単にホットなロマンスなんですが、お金が有り余っていて遊興に耽る特権階級の本を読んだあとって、プロレタリアートな本に走りたくなりますね。けっ、お貴族様め。2016/03/25
roomy
13
ライブラリー本。自分では買わないタイプの本、時間潰すのには役に立ちました。2013/08/29
Masami🖤
12
放蕩伯爵&伯爵未亡人なヒロイン❤失踪した親友(ヒーローの妹)を探しに背徳&みだらな行為を楽しむ館に潜入するヒロイン(゚Д゚;)そこで8年ぶりにヒーローに再会Σ(゜□゜)やがて館の秘密が明らかになるのですが…。シャロン.ペイジと言えば「いけない公爵シリーズ」のエロエロなイメージが強かったのですが、サスペンス&ロマンス色が濃く、ヒーロー&ヒロインの心情も細かく書かれてて、ちょっと意外な印象(*´ω`*)もちろんホットシーンもありますが、今までの作品がお好き方には少々物足りないかも(´-ω-`)(笑)2016/12/26
黒崎ディートリッヒ
4
摂政時代イギリス。若き未亡人ジェインは、秘密クラブに消えた友人デルヴィーヌを探すために潜入する。貴族の男女が倒錯しきった性行為にふけるクラブに、恐れおののくジェインの前に現れたのは、デルヴィーヌの兄クリスチャンで?! ヒストリカル・ロマンス。ヒロインは20代の侯爵未亡人。舞台はこの時代のSMクラブで、更にその奥には隠された陰謀があった。というダーク系な物語。 ヒストリカルとSMって、文学小説っぽいせいか、何か現代ものより合ってる感じがするのですよね。ヒーローは放蕩者青年貴族ですが、真面目な印象です。2014/12/07
ちゃろ
4
⭐⭐⭐再読。ヒロインの親友が失踪し、友人を探すために怪しいクラブに潜入。そこで同じように妹を探しにきたヒーローと再会。サスペンスなんだろうけど、出てくる女性達(ヒロインの友人達含めて)が男性(夫)の暴力に耐え、怯えているんで、読み進めても暗い気分になった。2014/10/03
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