内容説明
ギャンブルのプロ・半崎に挑まれる、六つのゲーム。誘拐犯、ヤクザ、覆面マスク男などの予測不可能な動きをする相手を前に、緊張の汗が半崎のこめかみを伝う。勘と運を信じて、賭けるしかない。常軌を逸した真剣勝負の幕が開けた―。
著者等紹介
両角長彦[モロズミタケヒコ]
1960年、埼玉県川越市生まれ。北海道大学教養部中退、一橋大学経済学部卒業。2009年『ラガド煉獄の教室』で第13回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そうたそ
25
★★★☆☆ いつの間にか短編の間にショートストーリーをはさむというのが著者のスタイルとして確立されているようだ。個人的には次の話へ向けてワンクッション置けるので、そのスタイルは嫌いではない。今回はギャンブルをテーマにした短篇集。タイトルにもある半崎なる主人公が数々のギャンブルに挑むという体で進められるストーリー。一瞬カイジが脳裏を過るような内容だが、気分転換程度に気楽に読める軽いストーリー。後には何も残らないがそれなりに面白い。最初の一編の出来がずば抜けていると思う。後はまあ凡作かと。2014/04/28
ren5000
22
題名のハンザキとはギャンブラーの主人公の名前だったのですね。なんかギャンブルの隠語かなと思っていました(笑)6つのゲームと5つのショートストーリーからの内容なので飽きずにサクサク読めます。半崎さんがお人好しなので軽い感じに仕上がっていてギャンブル小説が苦手な人も読めると思います。2015/05/25
ダイ@2019.11.2~一時休止
16
短編とショートショートを交互にするお得意の連作短篇集で面白かった。とにかく半崎がカッコイイ。2014/03/14
外道皇帝
14
ギャンブラー半崎を主人公にした短編とショート・ショート。ポーカーゲームの駆け引きを描いた「この手500万」が痛快。ロシアンルーレット勝負の「不可触」も好みだった。ショート・ショートはあまりキレのあるものはなかった。2014/05/05
ひょろ
12
日本推理作家協会編のアンソロジーに「この手500万」が載っていて面白そうだからシリーズも読んでみることにした。主人公半崎孝一はギャンブラーでありながらかなりのお人好しでもただの阿呆でなくて鋭い知性の持ち主。ミステリ的仕掛けもさることながらギャンブルのどきどきもあり面白く読ませる。短編6編にショートミステリ5編もついてお得。ショートミステリはギャンブル関係ないじゃんという物もあったが。2015/12/10