デザインされたギャンブル依存症

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  • サイズ B6判/ページ数 586p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791770588
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0030

出版社内容情報

IR法案(カジノ法案)は本当にレジャー法案なのか。カジノを考えるための教科書。
ギャンブラーたちの心理から、メーカーの戦略、行政の規制緩和まで、
ギャンブル依存症にまつわる問題点を詳細なインタビューや取材をもとに分析。
いままではギャンブラーの意思の問題と考えられてきた依存症をまったくあたらしい切り口で語る、
気鋭の文化人類学者により画期の書。
グレゴリー・ベイトソン賞特別賞受賞作。

ナターシャ・ダウ・シュール[ナターシャダウシュール]
著・文・その他

日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
翻訳

内容説明

ギャンブラーたちの心理から、メーカーの戦略、行政の規制緩和まで、ギャンブル依存症にまつわる問題点を詳細なインタビューや取材をもとに分析。いままではギャンブラーの意思の問題と考えられてきた依存症をまったくあたらしい切り口で語る、気鋭の文化人類学者による画期の書。2013年度グレゴリー・ベイトソン賞特別賞受賞作。

目次

序 “マシン・ゾーン”のマッピング
第1部 デザイン(“ゾーン”とインテリアデザインの関係―建物、雰囲気、感情;体験をデザインする―プレイヤー中心デザインの生産的経済 ほか)
第2部 フィードバック(市場をマッチングさせる―新機軸、深刻化、習慣;ライブデータ―プレイヤーを追い、プレイをガイドする ほか)
第3部 依存症(ギャンブルですってんてん―人生の清算;過熱状態―負けを追い求め、消滅するまでプレイする)
第4部 順応(両天秤策―治療の二重拘束;修正に次ぐ修正―リスクを規制するためのヒント)
終わりに―賭け金を上げる

著者等紹介

シュール,ナターシャ・ダウ[シュール,ナターシャダウ] [Sch¨ull,Natasha Dow]
文化人類学者。ニューヨーク大学メディア文化コミュニケーション学科准教授。初の著作である『デザインされたギャンブル依存症』はグレゴリー・ベイトソン賞特別賞などを受賞するなど、大きな反響を呼んだ

日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年千葉市生まれ。英米文芸、ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

56
偶然ではなく必然。時計主導からイベント主導、意図しない負けから意志に基づいた負けなど、理詰めで計算しつくされた”人工的”変化が哲学。空間消去の法則、TITO技術、デジタル化など、上げたらキリがない”博士論文”。印象的だったのが、ウェイトレス・ローラさんのコメント。現代社会の関係性の希薄化の行き着く先という感。日本もIR実施法が成立、2020年前半にも開業。本著記載の『3つの教訓』と同等の検討を踏まえた結果かと期待するが、鹿(税収)を追う者は山(国民)を見ず、とならないことを祈るのみ。2018/10/24

くさてる

22
とても面白かった。ギャンブル依存症を取り巻くその環境と仕組みについての本。とくに、機械を相手にしたギャンブルにハマった人々が、勝ち負けも関係なくただ永遠にレバーを押し続けることしか望まなくなっていく「ゾーン」に入るシステムの説明は鬼気迫るものがあった。単純なギャンブル善悪論ではなく、その環境そのものがどのように組み立てられてきたかを解説する部分と生々しい人間の肉声が感じられるインタビュー部分、両方に読みごたえありました。2018/09/26

kanki

19
儲けたいのでなく、ゾーンに入っていたい。結果をコントロールできたと誤解させるマシーン。勉強になった2023/04/04

ケニオミ

13
ギャンブルに興じる人を中毒にして、クレジットの限度額までお金を巻き上げ、利益の最大化を図るギャンブル・マシーン業界。利益最大化のため、あらゆる仕組みを駆使している様子がよく理解できました。ギャンブル・マシーンを設置している大きな賭博場では、内装はもとより、駐車場の外装から博徒にとって居心地のよい場所にするかを考えています。心理学の応用はもちろんのこと、あらゆる手管を使い、長く賭博場に引き留め、無一文にするか。もう、この世の地獄のようでした。ギャンブルに僕も手を出せば、絡めとられること間違いなしです。2018/10/28

haruka

10
"ギャンブルは勝つためのものではなく、一種の瞑想。ゾーンに入ることが目的なのだ" って、なんか良いものみたいになってるけど、他の一切がどうでもよくなる・散財する・自殺率が高い点で、とんでもない悪しき習慣なのだ。自分も悩みや家事疲労から逃げたくてスマホのゲームに入り込んでしまう。課金はしたことないけど、有意義な時間という気が全くしなくてやめたい。早く子を寝かさなきゃ、仕事の売上どうしようって特に夕方焦れば焦るほど、忘れたくて逃げたくてつい始める。考えなくていいから。って一種の仮死状態だったんだ。止めよう。2021/10/31

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