出版社内容情報
米海兵隊の最精鋭部隊に60%もの死傷率を強いた激闘が生んだ友情、尊敬、感謝……。豊富なカラー写真と現地ルポで甦る感動の物語。
【著者紹介】
ジャーナリスト
内容説明
第一次大戦後、日本の委任統治領となり、太平洋戦争では、侵攻する米軍に空前の損害を与えた激戦の島。現地の人々の胸を打った日本人の真実の姿を伝える、感動の物語…。現地の写真満載。
目次
第1章 日章旗と月章旗―かつて日本が統治した地
第2章 不撓不屈の死闘―寄せられる称賛と感謝
第3章 鏡のような海面に夕陽は落ちて―美しきペリリュー
第4章 もう一つの激戦の島―アンガウル
第5章 パラオにはためく日の丸の波―両国の未来のために
著者等紹介
井上和彦[イノウエカズヒコ]
ジャーナリスト。昭和38年(1963)滋賀県生まれ。滋賀県立膳所高校卒業。法政大学社会学部卒業。専門は、軍事・安全保障・外交問題・近現代史。テレビ番組のコメンテーター・キャスターを務めるほか、書籍・オピニオン誌の執筆を行なう。「たかじんのそこまで言って委員会」(讀賣テレビ)では“軍事漫談家”の異名を持ち、同番組をはじめとして「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)、「激論!コロシアム」(テレビ愛知)、「かんさい情報ネットten!」(讀賣テレビ)など出演番組多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ころりんぱ
46
中川州男大佐のドラマ、ペリリュー島戦記、からこの本へ。写真が沢山掲載されていて、戦車や銃砲、トーチカなど、苔むしながらも静かに海辺やジャングルに残っているのを見て、戦闘の激しさを感じる事が出来た。ただ、文章の方はかなり偏っていて、逆に引いてしまった。いろんな意見があるのを知ることは悪いことじゃないと思う。だから右も左も真ん中もいろいろ読んで、話を聞いて、最後は自分の頭で考える。2015/05/24
北本 亜嵐
19
来月、天皇皇后両陛下がパラオを御訪問されるという。この島はかつて日本の委任統治領になり、太平洋戦争では日米両軍の激戦地であった。現地の写真を見るとそこには「生きた歴史」が全てを物語っている。今も日本への親しみを持っている人たちに感謝をせずにはいられない。今回も「静かな感動」をさせて頂きました。2015/03/21
donboo
16
パラオ共和国 第一次世界大戦の戦勝国として国連によりドイツから日本の委任統治領となる。大東亜戦争時には こんな綺麗で小さな島までもが戦火に見舞われ多くの人間が尊い命をかけて戦い亡くなったことに憤りを感じる。多くのカラー写真で紹介される今も残る兵器の残骸がリアルな歴史として目に飛び込んでくる。でも一番印象に残った写真は浜辺で笑う少女の笑顔かな。この子達が笑って過ごせる世界を築き守ることが大切なんだと思う。2015/10/11
Mik.Vicky
10
近隣の護国神社に『英霊は平和の礎』という看板があるが正にそうだと感じた。『いたずらに軍隊を批判し、戦争を非難する者は、平和の価値を知らない人たちである』そう思う。また、当時この地で戦った米兵・日本兵がお互い言葉も交わすこと無く、真の友人のように理解し尊敬し合えるというのは素晴らしい。神社の石碑に記されている太平洋艦隊司令長官CWニミッツ提督の言葉、『諸国から訪れる旅人たちよ、この島を守るために日本軍人がいかに勇敢な愛国心を持って戦い、そして玉砕したかを伝えられよ』かつての敵が語るからこそ重みがある…感謝。2016/02/08
ひじり☆
8
今まで、こんな歴史があったことを日本人として知らなかったことが恥ずかしい…。自分の出来ることとして、この事実を少しでも周りに伝えたいと思った。2015/06/14