角川文庫<br> 俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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角川文庫
俺と師匠とブルーボーイとストリッパー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041141007
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「あんた、葬式来る?」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口をしのぎ、廃屋のような寮に帰って寝るだけの章介の生活は何も変わらなかった。しかしこの年末は、キャバレーに出演する3人の芸人が、1か月共に寮で暮らすという。手品ができないマジシャンに女言葉の男性歌手、年齢不詳の踊り子。苦労の多い人生を送りながらも毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれ、やがて章介は「淋しい」という感情を思い出していく――。舞台で出会った4人の共同生活が、1人の青年の人生を変えてゆく。
『家族じまい』『ホテルローヤル』の桜木紫乃が贈る、著者史上一番笑って泣ける”家族”小説。

内容説明

「あんた、葬式来る?」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーで下働きをする章介の水草のような生活は何も変わらなかった。しかしこの年末は、3人の芸人が1か月共に寮で暮らすという。手品ができないマジシャンに女言葉の男性歌手、年齢不詳の踊り子。苦労の多い人生を送りながらも毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれ、やがて章介は人を慕う気持ちを思い出していく―。1人の青年の人生が変わる、笑って泣ける“家族”小説。

著者等紹介

桜木紫乃[サクラギシノ]
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。同年『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞し、ベストセラーとなる。20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

169
5年ぶりに文庫本で再読。1970年代、釧路のキャバレーが舞台。下働きの章介とゲスト三人が寮(ボロ平屋)で奇妙な共同生活。やることがメチャクチャだけど楽しそうなんだよな。俺も一緒に夜食を共にしたい。師匠、シャネル、ひとみと一緒になって、ボン(章介のこと)と呼びながら、和気あいあいとしたい。ボンの親父の納骨の話は抜け落ちてたけど、この滅茶苦茶な納骨の話はウルッとくる。とにかく滅茶苦茶で、貧乏くさくもあるけれど、ほんの小さな豊かな幸せを感じた。またいつか再読したい。【読んだ本登録通算1500冊目】2026/06/12

さてさて

161
『章介は一日の出来事を振り返る。父の遺骨、照明係とナンバーワンの出奔、なんとか務めた照明 ー そして、師匠とブルーボーイとストリッパー』。三人の『タレントさん』と共同生活をスタートした主人公の章介。この作品にはそんな章介が彼らとの出会いの先に変化していく心持ちを見る物語が描かれていました。北国の厳しい寒さが物語の背景を演出するこの作品。そんな舞台の上に活き活きと動き回る3人の超個性がたまらなく愛おしくなるこの作品。寒々とした物語の舞台だからこそ、人が人を思う温かさをより強く感じられる素晴らしい作品でした。2026/08/10

セシルの夕陽

71
この物哀しいのに明るい、そして前に進んでいく話、大好きだ♡ 桜木紫乃作品は3冊目、初の明るい作品✨ 舞台は作者出身地の釧路のキャバレー『パラダイス』 主人公はそこで下働きをしている青年:章介。パラダイスに年末年始のショータレント3人がやって来る。北東の果ての凍てつく土地の哀愁と、いろんな人生を背負った人たち。タレント達と共同生活をする内に、章介も成長していくのだ。ブルーボーイという表現を初めて知った。シャンソン歌手やストリッパー、マジシャンの海千山千の人生論に唸った。今年のベスト10ランクイン候補⭐️2024/04/04

はっせー

59
めっちゃ心が温まる作品になっている。冬のいまの時期に読んでほしい作品。北海道釧路に住む主人公章介。そこに3人の芸人たちが1ヶ月だけ章介の住む寮へ過ごすことに。いやーめっちゃいい!なんだろうこんな気持ちになれる作品多くないと思う。明日からも頑張れそうな気がする~本書を一言でまとめるなら「かりそめ家族のリスタート」かなと思う!2025/01/20

Kazuko Ohta

58
久しぶりの桜木紫乃に、あぁやっぱり私が読みたい作家だと思っていたのに、しばらく進むと桜木紫乃を読んでいるということを忘れてしまいました。まるで高殿円の『グランドシャトー』を読んだときと同じ高揚感に駆られる。博打のためなら女房も売るような人でなしの父親が死に、母親とも離れてキャバレーに勤める章介。わずかな喜怒哀楽を表す場面もなかったような日々が、ドサ回りの芸人3人とひと月共同生活を送るうちに変わります。楽しくて、切なくて、永遠に読み終わりたくない気持ちに。北の国のキャバレーの話も最高だ。人生って、悪くない。2024/03/25

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