出版社内容情報
本書は、哲学者のように頭がよくなる一冊。多くの哲学者たちが身につけてきた「頭がよくなる秘訣」と「テクニック」を読者に伝授します。
【著者紹介】
哲学者、徳山工業高等専門学校准教授
内容説明
落ちこぼれを京大→哲学者にしたとっておきの思考術を大公開。
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年、京都府生まれ。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。哲学者・徳山工業高等専門学校准教授。米プリンストン大学客員研究員(2011年度)。商社マン、フリーター、公務員を経た異色の哲学者。商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している。専門は欧米の政治哲学。朝日放送「キャスト」レギュラーコメンテーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
69
社会のことを知る、哲学の知識を身につける、哲学の論理パターンを使いこなす、物の見方を変える、言葉の意味を膨らませる、言葉を論理的に整理する、一言でキャッチーに表現する/カテゴリー、主観と客観、時間と空間、イデア、運動として捉える、弁証法、差異として捉える、構造主義、因果関係、人間にとっての意味/頭の中に自分なりのモノサシを設定する/本質をつかむためには複数の側面から対象を眺めることが大前提/われわれは絶壁が見えないようにするために、何か目を遮るものを前方においた後、安心して絶壁のほうへ走っているのである2024/12/16
mura_ユル活動
49
導入部の掴みは非常に興味をそそられる内容で期待が大きかった。その反面、哲学の話になり、自分の頭が拒絶を始めてしまった。会社や集団で色々な問題解決を行えている具体的な人物を想像し、こうなりたいとは頭にあるものの、そうまでしてという自分もいる。完全ではないけれど、本の内容、誰しも頭の中で行っているんだと思う。大学で習ったプラトンの会話を思い出しました。哲学の概念をざっと押さえるためには良い本だと思います。簡単に表現できているのだと思います。2012年発行の図書館本。2014/07/12
WATA
31
7ステップで哲学的思考を教えようとする本。この本での「頭のいい人」とは過去の偉大な哲学者たちのこと。そのため「過去の哲学者はこういうふうに物事を考えた」という紹介が本書の大きな部分を占めており、これから自分で考えるためのヒントは少ない。ちょっと期待はずれかな。2014/02/08
村越操
26
哲学好きだな、と改めて実感できる本。本書の要旨、頭の優れている人は物事の本質を掴むのがうまい。そして頭の良い人はいつの時代も得をしている。だから、物事の本質をつかむために哲学のパワーがおすすめですよ、ということ。哲学を知るために、哲学の歴史、哲学の10の用語(プラス20語)が紹介されています。特に10の用語(カテゴリー、主観と客観、時間と空間、イデア、運動として捉える、弁証法、否定弁証法、構造主義、因果関係、人間にとっての意味)は、目からウロコの解説付き。テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼのリズムが最高!2013/10/16
SOHSA
25
書店でまず本のタイトルを見て「?」、著者が小川仁志で「おおっ」、でも「哲学者」って肩書きは何かねらってのこと? とにかく、何かよくわからないけど何となく面白そうだと衝動買いしてしまった。内容はとてもライトで誰でも読める。 前半の哲学史は、大胆なくくりで解説していて面白いが、後半は哲学的思考方法というよりも、哲学っぽいキャッチーの技法についてという感じ。 うーん、良くも悪くもちょっと期待してたのとは違った。まあ、いずれにしても7日間で突然頭がよくなることはないかな。2013/03/20