出版社内容情報
日本では当たり前の価値観・行動様式がどこまで海外でも通用するのか。ことわざを手がかりに、日本人のグローバル化対応度をチェック。
【著者紹介】
国際社会貢献センターコーディネーター、日本大学講師
内容説明
「日本の常識は世界の非常識」と揶揄される。他方、称賛される日本的発想もある。世界が一つになり、海外勤務や海外出張が必須となったいま、日本では当たり前の価値観や行動基準が外国人にどこまで通用するのか、とても気になる。そこで、私たちの生活に根づいた代表的な教え「ことわざ」を手がかりに、それぞれの世界標準度を考察。海外経験豊富な著者が、ビジネスにも役立つエピソードを交えて日本人の常識度を50項目でチェックする。あの国ではもしかしたら、「旅の恥はかき捨て」とはならないかもしれない。
目次
第1章 世界じゅうどこでも通用することわざ(どの社会にも最適の暮らし方がある 郷に入っては郷に従え―慣習は法律に勝る;自分の目で確かめないのは愚か者 百聞は一見に如かず―他人の言葉を鵜呑みにしない ほか)
第2章 いまこそ大切にしたい世界標準のことわざ(災難よりもすばらしい出会いが待っている 案ずるより産むが易し―とりあえず行動してみよう;朝寝坊は三文の損 早起きは三文の得―生活習慣を世界標準にもどそう ほか)
第3章 グローバル化で通用しなくなったことわざ(旅先の恥は世界を駆けめぐる 旅の恥はかき捨て―咸臨丸時代の初心を思い出そう;日本でも「貧乏暇あり」が急増中 貧乏暇なし―グローバル化がささやかな余裕と希望を奪う!? ほか)
第4章 ところ変われば理解も変わることわざ(こぼれた水もいつかは盆に返ってくる 覆水盆に返らず―時間制限を長くすれば取り返しのつくことも多い;気まぐれに対する許容度の差 男(女)心と秋の空―変わることに対してもっと柔軟であれ ほか)
第5章 世界どこでも理解されにくいことわざ(自分の爪の鋭さを知ろう 能ある鷹は爪を隠す―プレゼンテーション上手になる必要はない;出ない杭は踏まれ、鳴かない雉は無視される 出る杭は打たれる/雉も鳴かずば撃たれまい―杭の高さや鳴き声の大きさばかりを気にしない ほか)
著者等紹介
布施克彦[フセカツヒコ]
1947年東京都生まれ。一橋大学商学部卒業後、70年4月より総合商社に勤務。おもに鉄鋼貿易業務に携わり、その間、ナイジェリア、ポルトガル、アメリカ、インドなど海外各地で約15年を過ごす。その後、精密機器メーカー勤務を経て、2002年より著作活動に。日本大学、亜細亜大学などで非常勤講師を務める一方、現在では「国際社会貢献センター」(NPO)コーディネーターとして大学向けの講座をアレンジ。「日本の国際化への社会貢献」をテーマに活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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