新しい韓国の文学<br> そっと静かに

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新しい韓国の文学
そっと静かに

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784904855706
  • NDC分類 929.14
  • Cコード C0097

出版社内容情報

音楽との出会い、様々な思い出にまつわる歌、著者自身が作った歌…。韓国を代表する作家ハン・ガンの繊細な感性に触れるエッセイ集。「歌は翼を広げて、私たちの生の上へと滑り出す。歌がなくて、その翼で生の上へと滑空する瞬間すらもなかったら、私たちの苦しみはどれほど重さを増すだろうか」――本文より

ハン・ガンが「書きたいのに、書けなかった」と回想する時期に生まれた本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。

巻末にはオリジナルアルバムの音源情報も収録!

日本の読者の皆さんへ

1.くちずさむ

2.耳をすます

3.そっと 静かに

4. 追伸

訳者あとがき

ハン・ガン オリジナルアルバム

ハン・ガン[ハン・ガン]
著・文・その他

古川 綾子[フルカワ アヤコ]
著・文・その他

内容説明

本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。またハン・ガンのオリジナルアルバム音源情報も巻末に収録!著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。

目次

1 くちずさむ(歌の翼;紙のピアノ ほか)
2 耳をすます(菩提樹;母さん姉さん ほか)
3 そっと静かに(十二月の物語;私の目を見て ほか)
4 追伸(黒い海辺、その笛の音;ごあいさつ ほか)

著者等紹介

ハンガン[ハンガン]
韓江。1970年、韓国・光州生まれ。延世大学国文学科を卒業後、1993年に季刊『文学と社会』に詩を発表、翌年のソウル新聞新春文芸に短編小説「赤い碇」が当選して文壇デビューを果たした。『菜食主義者』で2005年に韓国で最も権威ある文学賞と言われる李箱文学賞、2016年にマン・ブッカー賞国際賞を受賞。小説や詩のみならず、絵本や童話の創作や翻訳も多数手がけている。韓国小説文学賞、今日の若い芸術家賞、東里文学賞など受賞多数

古川綾子[フルカワアヤコ]
神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学校教育大学院韓国語教育科修了。第10回韓国文学翻訳院翻訳新人賞受賞。神田外語大学講師。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

105
国民的詩人尹東柱、金素月にも思いを馳せて過去の自分を暖かい眼差しで見つめる姿にほんわかな気持ちにさせてくれる。そう、私が持っているものは五感を最大化させること、それだけでどれだけの人生の慰めになるか。私も友達との手紙は気付かぬうちに全て母に捨てられてしまったけれど、残っていたら昔の私に気持ちよく挨拶くらいはできたかな。今でも大事なことは手紙で伝える癖がある著者はなんて麗らかな心を持っているのだろう。刹那の美しさも集めれば人生の森の住処となる。灯火の心がまた育ったみたい。著者の朗読も五味の絶妙な味わい。2021/02/27

kana

36
ハン・ガン氏の小説を読む前にエッセイを読むのがオススメときいて。確かにいい準備体操になるような叙情にあふれた1冊。主に彼女の作詞活動や好きな歌詞にまつわるエッセイ。曲調がわからずピンとこない章もあるけど、貧しかったころのピアノにまつわる思い出を綴った「紙のピアノ」がとにかくいい。そして病や喪失に幾たびも傷を負いつつ、その都度儚く燃える繊細な感情の機微を創作に注ぎ込んできたことが伝わってきました。扱うテーマは重いときくけれど、そんな彼女の描き出す世界をもっと知りたいと思いました。2025/02/26

おおにし

25
ハン・ガン6冊目。音楽エッセイ集。小説家が音楽についての思い出をつづったエッセイは多いが、ハン・ガンのエッセイは今まで読んだ中でも特に心に残る作品は多かった。本書で紹介された曲はもちろん韓国ポップスが中心だが、YouTubeで探しながらBGMにして読むことで、著者の思い出に少し寄り添えたような気がした。なお、巻末のURLから彼女が作詞作曲した曲を聴くことができる。1分くらいの短い曲だが、繊細な彼女の歌声に魅了された。2022/01/02

erierif

23
「くちずさむ」「耳をすます」「そっと静かに」各章のタイトルから気がつくように音楽、歌にまつわるエッセイ。たわいない子供の頃のピアノの習い事の話から恋やうまくいかなかった時に歌やリズムにのってやり過ごした著者のエピソードはどれも共感が持てる。ハン・ガンのはっとする詩的な表現が好きだけど音楽からきているのかなあと思ったりした。お母さんが隣で眠っているお父さんに気がつかれないよう声を出さずぬぐいもせずただ泣いていた話が切ない。母の話なのがまたもっとせつなかった。オクタビオ・パスの詩、シューベルトの『冬の旅』(続2019/05/17

崩紫サロメ

22
『菜食主義者』の著者ハン・ガンによるエッセイ集。音楽や歌にまつわるエッセイが中心なのだが、実はQRコードがついていて、読み込むとハン・ガン自身の朗読や、作詞作曲歌唱をしている音源を聞くことができる。メロディーや声を持たない文章で発信してきた著者の「音」「声」を聞くことができ、またそれについて文章で「そっと静かに」感じ取ることができる貴重な1冊。歌を作りながら頭に浮かんだ「哀而不悲」(悲しいけれども悲しみを見せない)という言葉。これは文章で発表した作品にも現れているかもしれない。2021/11/06

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