出版社内容情報
ゆかいなおばけが、いっぱい出てくるよ!
夜はこわいと昼間に出たがたったり、毎ばん出るのは疲れると手抜きをしたり……。おかしなおばけが登場する落語・こばなしを9話収録。
昔の夜は真っ暗で、ろうそくや油の明かりだけがたより。おばけやゆうれいはとってもこわいものだったでしょうね。でも、落語に出てくるおばけ、ゆうれいは、ちょっと変わっています。夜はこわいからと昼間に出たがったり、毎ばん出るのは疲れるので手抜きを考えたり。ゆうれいは美人が多いからと、おばけじゃなくてゆうれいにしてほしいと、えんま様にお願いしたり……。茶目っ気があって、子どもっぽいところがあります。生きているわたしたちと同じような、人間くささももっています。本書ではそんなおばけ、ゆうれいが登場する落語、小ばなしを紹介。友だちと演じられる落語コント、落語まんざいも収録。
▼落語(音読用)…おばけ長屋、ばけもの使い/小ばなし…ゆうれいの命、もらっとけ/落語まんざい…なぞなぞ/落語コント…夜はこわい/えんまのさばき/落語(りん読用)…夜中にのびる首/落語(落語げき用)…ゆうれい皿屋しき 以上9話収録。
●〔落語(音読用)〕おばけ長屋
●〔落語(音読用)〕ばけもの使い
●〔小ばなし〕ゆうれいの命(原題 ゆうれいの命もこれっきり)
●〔小ばなし〕もらっとけ(原題 借金とりの香典)
●〔落語まんざい〕なぞなぞ
●〔落語コント〕夜はこわい
●〔落語コント〕えんまのさばき(原題 おばけ小ばなし)
●〔落語(りん読用)〕夜中にのびる首(原題 ろくろ首)
●〔落語げき用〕ゆうれい皿屋しき(原題 皿屋敷)
●おもしろくえんじるヒント(1)
●おもしろくえんじるヒント(2)
内容説明
夜ではなく昼間に出たがるゆうれい、おばけじゃなくて、ゆうれいになりたいとえんま様にお願いする、地ごくに落ちた女。夜になると、首がくねくねとのびるろくろ首…。ちょっとこわいけど、おちゃめでゆかいなおばけ、ゆうれいが出てくる話が9話入ってるよ。
著者等紹介
たかしま風太[タカシマフウタ]
本名、高嶋和男。1943年山形県生まれ。1968年に公立小学校の教師となり、30年間務めたのち創作活動に入る。20歳の時に、故・林家三平師匠と出会い、落語の世界に興味を持つ。現在は日本児童文芸家協会会員で、子どもの本や教育関係の本を出版。日本レクリエーション協会公認、レクリエーション・インストラクター
うちべけい[ウチベケイ]
島根県生まれ。武蔵野美術大学卒業。大手広告代理店デザイナーを経て、絵本作家、童画家として活躍中。保育出版物の創作ばなしなども多く手がける。日本児童出版美術家連盟、創作集団プロミネンス各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。