出版社内容情報
東京裁判は史上空前のディベートであった。極東国際軍事裁判をディベートとして再現しながら、重要な論点をわかりやすく解説する。
靖国神社問題ではA級戦犯合祀が一つの争点になっているが、だいたい「A級戦犯」という言葉自体が東京裁判の結果誕生したものである。もし、この裁判が不当なものであったとしたら、A級戦犯という言葉も容疑も不当であるはずだ。
▼本書はディベートという視点からみて、極東国際軍事裁判すなわち東京裁判がいかに間違ったものであるかを検証したものである。法廷における論戦を再現しながら、重要な論点を抜き出してわかりやすく解説している。
▼驚くなかれ、ディベートとしてみると、検察側(連合国側)の論理は明らかに破綻しているのである。しかし、日本側の主張は巧妙に(なかば強引に)葬り去られているのである。「日本は冤罪であった」本書はこのことを見事に証明した。
▼歴史教科書問題、憲法問題、中国・韓国との外交問題など全ての淵源は東京裁判にある。戦後57年間、日本人を悩ませている精神的トラウマを払拭するための待望の本である。
●プロローグ ウェブ裁判長の忌避動議
●第1章 東京裁判をディベートで再現する
●第2章 日本は無条件降伏ではない――管轄権ディベート
●第3章 満州事変ディベート
●第4章 支那事変ディベート
●第5章 「南京大虐殺」ディベート
●第6章 太平洋戦争ディベート
●第7章 東條英機ディベート
●第8章 原爆問題と戦争犯罪のディベート
●エピローグ 東京裁判の問題点
内容説明
靖国神社問題、歴史教科書問題、憲法問題、沖縄基地問題、日米安保問題、中国・韓国との外交問題…すべての淵源は「東京裁判」にあり!「極東国際軍事裁判」を再現しながら、重要な論点をわかりやすく解説。
目次
プロローグ ウェブ裁判長の忌避動議
第1章 東京裁判をディベートで再現する
第2章 日本は無条件降伏ではない―管轄権ディベート
第3章 満州事変ディベート
第4章 支那事変ディベート
第5章 「南京大虐殺」ディベート
第6章 太平洋戦争ディベート
第7章 東条英樹ディベート
第8章 原爆問題と戦争犯罪のディベート
エピローグ 東京裁判の問題点
著者等紹介
北岡俊明[キタオカトシアキ]
昭和18年徳島市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業。シンクタンク主任研究員を経て、現在、評論家。日本ディベート研究協会会長。専門は、戦略論、ディベート方法論。方法論としてのディベートの権威。「ディベート大学」主宰。「東京裁判ディベート」と「経済ディベート」の二大ディベートに取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。