出版社内容情報
心臓外科医が明かす、賢い患者になる心得。
日本でも屈指の心臓外科のスペシャリストが、良い病院、良い医者にめぐりあうための方法や、医療界の問題点などを本音で語った一冊。
年間200例の心臓外科手術を執刀する、日本屈指の心臓外科医・南淵明宏医師による初のエッセイ。
▼南淵医師は超人気コミック『ブラックジャックによろしく』に登場するモデルとして知られ、新聞・テレビ各メディアで医療界の現状や問題点を指摘するとともに、改革にむけて積極的な発言を続けている。
▼本書でも「医者はなぜ、医局に入るのか」、「実力だけがモノをいう海外の医療現場」など日本の医療界の問題点や海外との違いについて浮き彫りにするとともに、「手術をすればするほど恐くなる」など、医師の本音を吐露する。
▼そんな医療界にあって、患者はどのようにして良い医師や良い病院を探していけばよいのか。著者はこの本の中で「わからない言葉は確認する」、「病院の設立母体に注目しよう」など、そのポイントを余すところなく網羅する。現役の医師が本音で書いた「患者のための病院選び」の指南書決定版である。著者渾身の一冊!
●第1章 医者だって手術は恐い
●第2章 この国の医者のつくり方
●第3章 世界に飛び出して見えてきた日本の医療界
●第4章 知っておきたい病院選びの裏ワザ
●第5章 ブラック・ジャックはどこにいる?
目次
第1章 医者だって手術は恐い(手術をすればするほど恐くなる;ときに気まぐれな心臓たち ほか)
第2章 この国の医者のつくり方(患者さんとの間に距離をつくるビジネススタイル;妄想と現実とのギャップ ほか)
第3章 世界に飛び出して見えてきた日本の医療界(私のあこがれの先生;日本では偉くならないと手術ができなかった ほか)
第4章 知っておきたい病院選びの裏ワザ24(認定医にも実技試験はない;医者が病気になったとき、誰に診てもらうか ほか)
第5章 ブラック・ジャックはどこにいる?(ブラック・ジャックとはどんな医者か?;『ブラック・ジャック』に込められた手術に対するあこがれ ほか)
著者等紹介
南淵明宏[ナブチアキヒロ]
1958年生まれ。1983年奈良県立医科大卒。シドニー・セント・ビンセント病院、国立シンガポール大学などを経て帰国後、新東京病院で心臓外科医としてスタート。1996年公仁会大和成和病院に心臓外科を開設。現・同病院心臓病センター長。年間200例の心臓バイパス手術を執刀する、日本屈指の心臓外科のスペシャリスト。また、最近では新聞・テレビ各メディアで、医療改革にむけて積極的な発言を続けている
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