出版社内容情報
陸軍大将・今村均の生涯を描く、決定版評伝。
最も人気のある陸軍大将・今村均の生涯を通じて、大東亜戦争を戦った日本人の心を浮き彫りにする。第一人者による決定版評伝大作。
日本陸軍の将軍たちの中で、最も人気のある人の一人である、今村均。本書は、その決定版評伝である。なぜならば、著者の土門氏は、若き日、日本陸軍において戦車中隊の隊長を務めた後、防衛研修所にて今村大将が指揮した方面の作戦・戦闘経過をしるした『戦史叢書』5冊を執筆した人物だからである。当時を知る、最も信頼できる戦史研究家による、渾身の書下ろしである。
[1]出自
[2]父
[3]母
[4]小学二年
[5]日清戦争
[6]藤田先生
[7]ガキ大将
[8]中学生
[9]大峰先生
[10]リンチ事件
[11]父の死と進学
[12]陸士志願
[13]日露戦争
[14]陸士合格
[15]哲老人 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネコ虎
4
今村均の英国留学以降とラバウル前までを中心に読む。若き日は「日本人の自伝」内の「今村均回顧録(抄)」にて読み、軍司令官後は葉治氏「今村均―信義を貫いた不敗の名将」で読む。真ん中の部分はこの本で読む。作戦課長時代に10月事件を未然に食い止めたこと、関東軍参謀副長として赴任するも関東軍の古株の専横に染まったことを梅津陸軍次官に叱責されて恥じ入るところなど興味深かった。土門の今村と葉治の今村は、同一事象でも記述がかなり異なる。記述出所のほとんどは「今村均回顧録」なので、自身が書いた回顧録をどうしても読みたい。 2016/03/21
RyoShun
0
納見連隊:納見大佐の率いる福山地方の健児たち2014/05/08
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- 和書
- 絵解き融通念仏縁起