出版社内容情報
長編軍記物を一冊にまとめた、琵琶法師の口上で始まる小説。清盛登場から後白河法皇の最期まで、その面白さ、奥深さを存分に楽しめる書。
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす……」源平武者たちの合戦と人間の哀歓を描き、華麗な文化遺産として永く愛読されてきた「平家物語」。本書は、この日本を代表する軍記物を、琵琶法師(作者の分身)の口上で始まる読みやすい物語仕立てにした長編小説。単なる政権の移り変わりや争乱の事実描写にとどまることなく、あたかも同時代人の目と心を通して語られたかのように、平安末の世相が再現されていく。
▼平氏はなぜ、源氏に敗れたのか? 平家一門の興隆から滅亡までを、登場人物の心情を織りまぜながらわかりやすく描く。清盛を育てた祗園女御、「朝日将軍」の異名を持つ源義仲、熊谷次郎直実が斬った「若武者大将」平敦盛、「牡丹の花」といわれた平重衡などを巧みに描写し、壮大な人間絵巻の面白さと奥深さを存分に伝える。
▼この一冊で、知っておきたい古典の世界が手軽に楽しめる。文庫書き下ろし。
●第1章 高平太――清盛登場
●第2章 保元の乱
●第3章 平治の乱
●第4章 平家打倒の陰謀
●第5章 後白河法皇幽閉
●第6章 高倉宮以仁王の謀略
●第7章 頼朝の登場と清盛の死
●第8章 倶利伽藍峠の合戦
●第9章 平家都落ち
●第10章 「朝日将軍」源義仲
●第11章 義仲の没落と一谷の合戦
●第12章 牡丹の花――平重衡
●第13章 屋島の合戦
●第14章 壇の浦の合戦、平家滅亡
●第15章 後白河法皇の最期
内容説明
源平武者たちの華麗な合戦絵巻を描いた古典「平家物語」。本書は、この日本を代表する軍記物を、琵琶法師の口上で始まる読みやすい物語仕立てにした長編小説。平家一門の興隆から滅亡までを、登場人物の心情を織りまぜながらわかりやすく描く。清盛登場から後白河法皇の最期まで、その面白さ、奥深さを存分に楽しめる。知っておきたい古典の世界を手軽に楽しむことが出来る一冊。
目次
高平太―清盛登場
保元の乱
平治の乱
平家打倒の陰謀
後白河法皇幽閉
高倉宮以仁王の謀略
頼朝の登場と清盛の死
倶利伽羅峠の合戦
平家都落ち
「朝日将軍」源義仲
義仲の没落と一谷の合戦
牡丹の花―平重衡
屋島の合戦
壇の浦の合戦、平家滅亡
後白河法皇の最期
著者等紹介
高野澄[タカノキヨシ]
昭和13(1938)年、埼玉県生まれ。同志社大学文学部卒業後、立命館大学大学院で近代史を専攻する。立命館大学助手を経て、著述専業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
つな子
まいまい
platoon
-
- 電子書籍
- 金融機関マネジメント―バンカーのための…