出版社内容情報
あこは、おかあさんの日がさをさして入院中のおかあさんのところへ行きました。歩いていく道の美しい色彩が日がさに映える絵本。 少女あこの、おかあさんを思う気持ちと、村の夏の景色が、まっしろな日がさに映える美しい絵本です。 あこは、幼稚園の夏休みに、おかあさんといっしょにいなかのおばあちゃんの家にやってきました。ところが、おかあさんのぐあいが急に悪くなり、となり町の病院に入院してしまいます。あこは、おばあちゃんといっしょに毎日バスでおかあさんのお見舞いに行っていたのですが、ある日おばあちゃんの都合がつかず、お見舞いに行けないことになりました。がっかりしたあこは、玄関先でおかあさんのまっしろな日がさを見つけ外に出ます。そして、ふとそのまま病院まで歩いていきたくなりました。 林の緑、小川の水色、ひまわりの黄色、そして赤とんぼ。病院までの道は、自然のさまざまな色に彩られていました。光の輝きと透明感、変化にとんだ色彩の美しさを画面いっぱいにもりこんだ力作絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うとうと
9
あこはお母さんと一緒におばあちゃんの家へ。ところがお母さんは病気になり入院してしまう。おばあちゃんとお見舞いに行けない日、あこはお母さんの真っ白な日傘を持ってひとりで病院に向かいます。/『となりのトトロ』を思い出してしまった。あこちゃんがお母さんに届けたものがいい。優しい絵の絵本。2021/07/01
とりじまカラス
2
入院しているお母さんに、女の子がひとりで会いに行くお話です。 といっても女の子には『お母さんの日傘』という頼もしい仲間がいます。 終盤の描写が大変キレイでした。2019/01/05
絵具巻
2
文京区立根津図書館で借りました。2016/05/01
-
- 和書
- 資源と経済の世界地図