内容説明
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」―このことばで有名な『葉隠』は、たてまえを徹底して排除し、武士としてどう生きるべきかを、透徹した人生観で語り伝えた書である。それは、自分の生を全うさせるため、いかにして人生への甘えを断ち、志を貫くべきかを明かした、決断と覚悟の書でもある。自ら波瀾万丈の人生を送り、今日の「地産」グループの基礎を築き上げた著者が、座右の書として読み続けてきた『葉隠』の神髄を明かす。
目次
序章 武士道書『葉隠』との出会い
第１章 行動する人の幸福術
第２章 人間関係に強くなる法
第３章 リーダーの資格と条件
第４章 ゆるぎない自己を創る生活の知恵
第５章 心安らかに生きる知恵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぎゃり粉(ぎゃりこ)
2
おもしろかった。「武士道とは死ぬことと見つけたり」で有名な葉隠の一節一節を自身のエピソードを例に解説していく自伝的内容。原文に現代語訳がついているのは助かった。 内容は昭和的ないわゆるモーレツ社員の雰囲気があり現実感があまり湧かなかったが、登場する人物との交流などはかなりの熱を感じられた。 葉隠自体は未読のままなのでそろそろ読んでおきたい。2022/06/20
