内容説明
貧しいながらもケナゲに生きる高校生・宇佐川鈴音(うさがわりんね)には愛する人がいた。知力、体力、財力、ルックスすべてに完璧な教師――その名は賢木愚龍(さかきぐりゅう)。ある日あるとき鈴音が見た「林檎の夢」をきっかけに、二人は有象無象の輩にその純愛を邪魔されることとなる。それは「蟲」という「個」を持たぬ謎の存在だったり、スプーンで武装(?)した「眼球抉子(がんきゅうえぐりこ)」なる名の猛き少女だったり――。魑魅魍魎(ちみもうりょう)を相手に二人は生き残れるのか? 未曾有の学園ファンタジー開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
23
才色兼備な完璧超人な賢木愚龍は全てを投げ捨て、愛する少女・宇佐川鈴音のいる高校教諭をし日常を送っていた。しかし「蟲」という謎の存在,そして謎の転校生・眼球抉子との出会いにより非日常に巻き込まれ…。タイトルもそうだし,グリコの戦闘手段がスプーンで眼球抉るとそこらへんの強烈さは日日日さんらしさが存分に出てたけど、グロテスクよりシリアスや友情ものの切ない話だったな。過去の臨死体験によってエデンの林檎を齧ってしまい不老不死になってしまった抉子ことグリコと鈴音,そして鈴音を愛する愚龍の物語で、千年もの悠久を→2015/05/01
星野流人
15
初日日日。ギャグのような設定ながら、中身はわりとシリアス。聖書に登場する林檎の存在をうまく利用している。視点があちらこちらに飛び飛びになるため感情移入はしにくいのだが、ストーリーはなかなかおもしろい。オチに物足りなさを感じはしたが、まぁ、ハッピーエンドなのでいいかという気になる。グロいという感想が多かったのだが、個人的にはあまりグロさは感じなかった。眼球抉子という名前が全てを物語っているような感じもするので、そういうのは想像するのすら嫌な人は避けた方がいいのかも。 ベストイラストは、37頁の賢木と鈴音。 2011/09/28
くろり - しろくろりちよ
12
<蟲と眼球>シリーズ1冊目。貧乏純情清廉潔白女子高生うさりん閣下こと宇佐川鈴音。文武両道彩色顕微の高校教師、賢木愚龍。オオカミヘアに死んだ目を持つグリコこと眼球抉子。神の命を宿す「リンゴ」を巡った三人と『蟲』の物語。名前はとことんふざけていながらも何を目的として生きるのか、手に入れた命は何のためにあるのか、真摯に問うて来る物語に些か戸惑いを覚えるほど。アンバランスな世界感が癖になりそうなシリーズ。2013/02/04
謡遥
12
眼球得グリコ、ちがった(そう外れてない?)、眼球抉子のセンスに感服。それにしても、おどろおどろしいのかなんなのか、この作者の作品はやっぱりよくわからなくなる。だがそれが良い!2013/03/29
秀玉
10
三分の一で断念。よく考えられた作品だと思う。ウイキペディアの紹介でそう感じた。ただどうにも内容がこどもっぽい気がして、読みすすめる気持ちになれなくて。あと張本人が生き返って、現代暮らしていくとかわかりやすい物語にして欲しかった。最後の断末魔、死んでいく自分の幻想、そしてその幻想の中で、さらに世界を作り変え、そこでは普通に暮らしていく…、それはそれで良いのだけれど、映画のインセプションみたいだけど、どこに現実があり、現実と思えたものが、実は仮想世界でみたいな。それも良いけど、もっとはっきりした世界も見たい。2026/06/21




