シリウスＫＣ 誰が奥寺翔を殺したのか？ 〈１〉

河田雄志/行徒

講談社（2023/08発売）

• サイズ コミック判／ページ数 160p／高さ 19cm
• 商品コード 9784065327470
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

1995年――ある男子生徒が殺された。生徒の名前は「奥寺翔」。不良達が幅を利かせる小さな田舎町に転入してきた優等生の奥寺は、不良達に痛めつけられながらも自分の目的達成のために異常な行動をとり始める。不穏な空気が町を包み始める中、奥寺は誰に何の為に殺されたのか――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[コリエル]

高い画力で愉快な漫画を量産してきたコンビが今回はそれに見合うサスペンス漫画をスタート。ギャグ漫画家は怖い話を描かせても上手いという定説があるが、これもその例に漏れず緊張感のある出だしとなっていて結末に期待出来る。

2023/10/28

[わーぷ]

奥寺翔って誰？と思う暇もなく、タイトル通りいきなり奥寺が何者かに殺されます。そこから時は遡り、舞台となる高校に奥寺が転校してくる場面へ。東京からやってきた奥寺はいかにも優等生的なふるまいを見せるのですが、自分の目的を邪魔する者に対しては竹刀やバットで躊躇なくぶん殴る狂気的な面もあります。奥寺の二面性というか全く話が通じない両極端な性格がただただ怖い。これはサイコホラーなのかな・・・？河田・行徒両先生の作品は今までずっと大体いつも同じノリのおふざけマンガばかりでしたが、今回はビックリするぐらいの路線変更！

2023/09/29