内容説明
「資金集めの手段」ではなく「社会を変えていく手段」として7つの原則、7つのステップ、15の技で組織を改善・強化せよ。成功のための指南書待望の改訂版!!寄付する側、受け取る側、ともに役立つ具体的アドバイスが満載!
目次
第1章 いま、なぜファンドレイジングなのか
第2章 日本には寄付文化がないのだろうか
第3章 ひょっとすると、日本にもついに「大寄付時代」の到来か?
第4章 7つの原則、7つのステップ、15の技
第5章 「おもしろい寄付」20連発!
第6章 最後に、私の夢、2020年、寄付10兆円時代の実現に向けて
著者等紹介
鵜尾雅隆[ウオマサタカ]
日本ファンドレイジング協会代表理事。株式会社ファンドレックス代表取締役。日米インドネシアで非営利組織の創設、支援、資金調達などを経験。国際協力機構(JICA)、外務省、米国NPOなどを経て、05年「ファンドレイジング道場」を立ち上げ、ファンドレイジングノウハウや寄付事情の各国比較などを発信。08年ファンドレイジング専門のコンサルティング会社である株式会社ファンドレックスを創業。09年、全国47都道府県全てから集まった580人の発起人とともに日本ファンドレイジング協会を発足、事務局長に就任(12年から現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao Izumi
3
ファンドレイジングを「社会を変えるツール」と捉えるのは成程。アクションを検討する過程は(本来のニーズ起点の・最近はソーシャルという接頭がつくような)ビジネスと大きくは変わらないと感じた。マーケティングを曲りなりにかじっている自分としては『こういう(マーケティングの)活かし方もあるんだな』という印象。2018/02/03
オカヤン
2
元JICAスタッフさんが著者。ファウンドレイザーは、NPOのスタッフでお金を集める担当者。ただ、お願いをするのでなく、自分達の取り組みに共感してもらい、仲間になってもらうことが大切。勉強になりました。認定ファウンドレイザーをとる。2022/02/17
まっさん
2
ファンドレイジングを知らない人から、ファンドレイザーまで、読める本。 特に4章のノウハウは、非常に役立ちそう。2015/03/26
Kotaro Hara
2
訳あって、ファンドレイジングに関する勉強中。社会をよい方向に向かわせるためのファンドレイジングにすごく魅力を感じた。ファンドレイジングの社会的な意義や寄付が社会に与えることができる可能性を感じさせるないようでした。事例も多く勉強になりました。自分がもともとやりたかったのはこういうことなのかもしれないと思いました。2015/02/02
iz
1
ファンドレイジング、すなわち非営利団体の資金調達への提言本。NPO等の主体、及び寄付市場の現状を述べ、ファンドレイジングの在り方を語っている。「道徳なき経済は害悪であり、経済なき道徳は戯言である」というが、本書は非営利活動にビジネス的現実性の導入を提唱している。事業として非営利活動を運営する心構えや方策が著述され、納得のいく内容。 個人的には、著者の将来観が印象的。特に社会投資市場形成に興味を覚えた。既存の仕事減少が予測され公的システムが機能不全な昨今、日本における社会事業の未発達は改善すべき課題だ。2017/10/17