内容説明
本書は、共形場理論の基礎を、数学、物理学どちらの学生でも読めるようにまとめられた入門的解説書である。共形場理論の考え方や背景を手軽に知ることができるよう、多くの話題を紹介しつつ、定義や定理の詳細にこだわることなく、基本的な計算の手順、具体的な例を豊富に盛り込みながら、平易で詳しい解説がなされている。数理物理の飛躍的進展の中でくり返し活用され、ますます重要性の増している共形場理論について、基本的な結果と方法を学ぶことのできる絶好の書である。
目次
1 作用素の代数
2 自由場
3 ミニマル模型
4 WZW模型
5 自由場表現
6 Riemann面上の理論
7 特論
著者等紹介
山田泰彦[ヤマダヤスヒコ]
1961年名古屋に生まれる。1988年名古屋大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。神戸大学理学部教授。専攻は、数理物理・可積分系(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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