出版社内容情報
英国王立植物園(キューガーデン)所蔵の美しい図譜とともにたどる植物探検の歴史。英国王立植物園(キューガーデン)所蔵の美しい図譜とともにたどる植物探検の歴史。「植物」がいかに発見・採集され、新しい土地に根付くようになったのか、そして人間の生活をどのように変えたかをヴィジュアルに解説する。
キャロリン・フライ[キャロリンフライ]
著・文・その他
甲斐理恵子[カイリエコ]
翻訳
内容説明
美しい珍奇植物や新種を求めて。中国からチャノキをもたらしたロバート・フォーチュンをはじめ、ジョゼフ・バンクス、フンボルトらプラント・ハンターたちと植物探検をめぐる物語。キュー王立植物園の所蔵図版など150点以上収録!
目次
プント国から運ばれた植物
東洋の植物を西洋へ
東洋のスパイスを求めて
薬草園の誕生
カロルス・クルシウスとチューリップ・バブル
植物採集を職業に変えたトラデスカント一族
ヨーロッパに持ち込まれた異国の植物
カール・フォン・リンネと植物の命名
サー・ジョゼフ・バンクス
南米の植物採集〔ほか〕
著者等紹介
フライ,キャロリン[フライ,キャロリン] [Fry,Carolyn]
ジャーナリスト、科学・環境保護、自然史の著述家。王立地理学会刊行の“Geographical”元編集者。王立地理学会フェロー
甲斐理恵子[カイリエコ]
翻訳家。北海道大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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belle
5
ヴィジュアル版とあるように、どのページを開いても美しい植物画が目に飛び込んでくる。加えて読み物としても充実している。プラントハンターなる言葉を初めて聞いたのは、新種のランを追い求めるテレビ番組だった。その後チャノキをもたらしたロバート・フォーチュンを知り、俄然興味が湧いた。探検の名のもとで多くの植物は半ば盗まれ、荒らされたりもした。紀元前からの植物と人間を巡る歴史物語。2021/06/20
takakomama
4
植物の図譜が綺麗です。咲き乱れる色々な花を見られるのも、様々な食材を食べられるのも、プラントハンターのおかげですね。未踏の地を探検して採集した植物を、生きたまま持ち帰ることは、大変な苦労だったことでしょう。植物の種類の多さにも驚きました。侵略的外来種、希少植物の保護、気候変動の影響など課題も多いようです。2019/04/22