出版社内容情報
日本人にはユーモアがない、とはよく聞く言葉だが、ユーモアとは一体何をさしていうのだろう。本書はユーモア発生の地であるイギリスの国民性と風土から説きおこして、この一つの文化的伝統・堆積ともいえる社会的英知の実体を興味深く語り、真のユーモアを身につける方法を興味深く説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
1
笑いやユーモアについて客観的に知りたくて読んでみる。本書の前半は、知識不足もあって、恥ずかしながらよく分からない部分が多く退屈だったけど、後半はユーモアをどちらかというとアイロニーに限定して考察してて興味深く読めた。笑いやユーモアは類語が多く、そのどれについて何を知りたいかが明確になっていなかったことが、関連書を読んで今ひとつ面白く感じなかった原因らしいことが本書を読んで分かった。自分がこのテーマに関して何を知りたいか、もう少し明確にしてから類書を読めばよい本にもっと出会えるかも知れない。2013/05/11