内容説明
本書ではシカやイノシシを自然の恵みととらえ、その肉のみならず骨や皮なども資源と考える。それを地域の宝として少しでも役立つようなヒントを探し、活用法を提案していく。
目次
第1章 食べる―猟師の日常調理(イノシシ;シカ ほか)
第2章 皮・角・牙を利用する―手づくりの愉しみ(なめす人がいないなら自分でやればいい 高知県四万十町「四万十革部」;大きなものより小さいほうがいい 石川県白山市・クラフト工房「CRAFTWORKS ER」)
第3章 獲る―獲物との駆け引きの知恵(ワナ猟;銃猟 ほか)
第4章 売る―おカネに換える技(ブロック肉か、スライス肉か 高知県安芸市・長野博光さん;シカ肉はタオルでうまくなる 大分県佐伯市・RYUO ほか)
著者等紹介
田中康弘[タナカヤスヒロ]
1959年長崎県佐世保市生まれ。西表島から礼文島までの日本各地をフィールドに食文化を中心にした取材活動を行なう。特に狩猟採集関係はライフワーク(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
趣味のムック本のワイルド版といった感じです。友人で皮をなめして太鼓を作っている子がいますが、彼が登場してもおかしくないなあ。シカの利用方法を日本はもっとヨーロッパから学ばないといけないんだなあ、とじんわり。昨日はシカ肉ローストのつけ汁を考え始めたらとまらなくなってしまった…。2021/05/24
太鼓
9
純粋に興味として読みました。罠の仕掛け方を知りたい方にはおすすめかもw 読み物として読めるので、軽い気持ちで手にとってほしいですね。まあ実際にシカを仕留めて色々利用してもいいですけどw2016/07/24
アイネット
6
まあ自分ではやらないけどおもしろかったですw2015/12/14
あかぽち
5
田中さんは本当に詳しくデータを取られていて感心します。野生動物が増えた、とは言っても色々な事実が浮かんでくるんですねぇ。全国各地の、獲った獲物を無駄なく利用する人たちも凄いな。見習わなきゃ。2016/01/02
ラグエル
4
これが見せ棚なあると、まあ相当なインパクトであることは確か。さて、いっちょ狩りにいこうか。とかなるのか。狩るゲームするひとが、リアルを感じるがよかろう。2015/12/13