出版社内容情報
労働審判制度の成立の背景から、事例別の申立書の書き方、労働審判に適さないケースについても、ポイントをわかりやすく解説し、好評を博した書籍の3訂版。
2006年4月施行以来、労働審判の申し立て件数も毎年3,000件以上と、すっかり定着してきています。
本書は、制度が開始されてから十数年を経た労働審判制度が、実態としてどうなっているのかを踏まえ、申立書の書き方から審判までの流れについて実務的に解説しています。
内容説明
成立の背景、事例別の申立書の書き方、労働審判までの流れを実務的に解説。近年増加しているハラスメント問題や解雇、降格、未払い残業代etc.労働審判に適さないケースや、他の裁判外紛争解決システムについても実情を踏まえて解説、どの制度を選べばよいのかがわかる。
目次
第1編 労働審判制度の仕組み(労働審判法成立の経緯と意義;労働審判制度の特徴と意義;労働審判制度の仕組み;労働審判の手続)
第2編 労働審判制度の活用(労働審判をどのように活用するのか;典型的な活用例;応用的な活用例;労働審判に適さないケース)
第3編 他の労働紛争解決システムと労働審判制度の選択(他の労働紛争解決システムの概観;様々な裁判外紛争解決システム;訴訟による紛争解決;労働審判制度との選択)
第4編 労働審判申立書の書き方(申立書のとびら;地位確認請求;賃金請求;退職金請求;解雇予告手当請求;時間外・休日労働賃金請求;パワハラに対する損害賠償請求;利益調整型事案)
巻末資料