内容説明
今日、特にタイへの直接投資の集中が目立っており、わが国にとり同国の重要性が急速に高まっている。しかしタイに集中し、同国内における経済的プレゼンスが増大するほど、日本企業が労使関係上の摩擦を生む可能性は高まる。したがってタイ国に進出する日系企業は、これまで以上に雇用管理、労使関係に気をつかい、経営を進めていく必要があるだろう。そのためには、まず同国の労働事情に関する正確な資料・情報が必要であり、その役割の一端でも果たせればと考え、本書の作成にあたった。
目次
第1部 経済・労働市場の動向(社会・経済動向と工業政策;労働市場の動向;人造り政策;労使関係制度と労働組合)
第2部 タイ企業の人事管理と人造り政策(経営状況と経営課題;労働力の質と構造の特徴;採用管理;人事制度と昇進管理;賃金管理;教育訓練と人造り政策)