出版社内容情報
奥三河の山林地主・原田清の昭和2〜20年の造林記録・日記の翻刻。原田は渋沢敬三など親交があり、民俗学的にも貴重な資料である。
内容説明
『本山雑記』は、B5判のノート九冊からなり、昭和二年(一九二七)、原田清が本山の地を購入し、植林事業を開始した年から、二〇年(一九四五)、敗戦を迎え、病気で倒れるまで書き継がれた記録である体裁は、概ね日記の形式で書かれており、本山の山林経営に関わる日々の活動の様子を克明に記録することが主な目的であったようである。この記録は、植林事業の実態を知る上で極めて貴重であることはいうまでもない。