出版社内容情報
金子成人[カネコ ナリト]
著・文・その他
内容説明
南新堀の廻船問屋『渡海屋』の若旦那である巳之吉は、家業には目もくれず、遊興三昧。気ままな日々を過ごしていたが、業を煮やした祖父の儀右衛門から、見聞を広げるため東海道を一人で旅するよう命じられる。そんなのはごめんだと拒否した巳之吉だが、とある事情から、泣く泣く江戸を離れざるを得なくなり―。愛嬌たっぷりの若旦那が繰り広げる、笑いと涙の珍道中!時代劇界の超大物脚本家が贈る、期待のシリーズ第一弾!
著者等紹介
金子成人[カネコナリト]
1949年長崎県生まれ。会社勤めのかたわら倉本聰に師事し、72年『おはよう』で脚本家デビュー。2014年「付添い屋・六平太」シリーズ(小学館文庫)にて小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
8
ほぼ一気読みだったので悪くはなかったのですが、イマイチしっくりと来なかったです。もう少し続きを読んでみます。2020/11/29
ひ ろ
7
★★☆☆☆ う〜ん。盛り上がりに欠けるなぁ。Unlimited Kindleなんで仕方なしか?😅2021/10/27
とこ
4
初読み作家さん。甘ちゃんな廻船問屋の若旦那が東海道の旅に出る。途中でいろいろと災難も起こります。大雑把に言うと、江戸版大人版「はじめてのおつかい」みたいな感じ(?)。次巻で若旦那がどのように成長するか楽しみです。2018/07/10
まいど
3
新しい面白い作品を探そうとしているとこんな事もある。 今回は完全にハズレ。 江戸末期、廻船問屋の若…バカ旦那の物語。でもこれがまた要領ががいいのと後ろ盾が何せ廻船問屋なものだから苦労らしい苦労はせずに事件を乗り越えて行く。そこがまたシャクでたまらないし、これに続きがあるのがシャクだ。 こんな話を何冊も読ませる気でいるらしい。 やはり時代小説でも名手は少ないのが残念だ。時代が時代だから仕方のないのかもしれないが出版社ももう少しばかりテコ入れをして欲しいものだ。2018/06/18
sai
3
廻船問屋の放蕩息子に業を煮やした祖父から京への一人旅を命じられた若旦那。旅につきものの騙されたりしながら見分を広めて改心し成長していくのだろうが…想像のつく展開に続編への期待は薄いなぁ~2017/03/17