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出版社内容情報
ローマ法以来の「物権的妨害排除請求権」の歴史的な形成過程解明から、公害・環境問題における「差止請求権」の理論的基礎を提供。
目次
第1章 ローマ法における所有権保護訴権(アクチオ・ネガトリア)の「形成」とその意義
第2章 ドイツ後期普通法における所有権保護請求権としてのネガトリア請求権形成史の基礎研究―ローマ法からドイツ後期普通法への展開
第3章 ドイツ物権法「前草案」(ヨホウ草案)における所有権保護請求権としてのネガトリア請求権規定形成史の探求―ドイツ民法典上のイミッシオーン規定生成との関連性
第4章 ドイツ民法典制定の前過程におけるヴィントシャイト物権的請求権論―その「光と影」
第5章 ドイツ民法典における所有権保護請求権としてのネガトリア責任と金銭賠償責任との関係―判例分析を兼ねて
第6章 ドイツ民法学における物権的妨害排除請求権の到達点―エドゥアルト・ピッカー「権利重畳」説の意義
著者等紹介
川角由和[カワスミヨシカズ]
1955年4月、福岡県に生まれる。1974年4月、九州大学法学部入学。その後、九州大学大学院法学研究科博士課程(単位取得退学)をへて、1986年九州大学法学部助手、1987年島根大学法文学部助教授。1996年龍谷大学法学部教授(現在にいたる。なお2005年、北海道大学から「博士(法学)」の学位を取得)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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