山と溪谷社<br> ドキュメント生還2 長期遭難からの脱出

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

山と溪谷社
ドキュメント生還2 長期遭難からの脱出

  • 著者名:羽根田治
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 山と溪谷社(2024/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635340465

ファイル: /

内容説明

2016年10月、大峰山系弥山にて13日間遭難して生還した登山者が遭難に至る経過と遭難中の心境を克明に綴った手記、遭難した現場を6年ぶりに訪問した原因検証、2010年8月に奥秩父両神山で14日遭難した登山者との対談を掲載する。
また、2023年9月、北アルプス不帰ノ嶮で8日間遭難して生還した事例。
2017年8月、北アルプス祖母谷で7日間遭難して生還した事例。
2022年8月、熊本県国見岳で6日間遭難して生還した事例を掲載。

さらに、そのほかの長期遭難の事例を検証し、サバイバルの秘訣を探る。


■内容
1章 大峰・弥山――13日間
 PART1 手記
 PART2 検証
 PART3 対談
2章 北アルプス・不帰ノ嶮――8日間
3章 北アルプス・祖母谷――7日間
4章 熊本県・国見岳――6日間
5章 長期遭難の事例から
あとがき


■著者について
羽根田 治(はねだ・おさむ)
1961年、埼玉県生まれ。
フリーライター、長野県山岳遭難防止アドバイザー、日本山岳会会員。
山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌や書籍で発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。
主な著書に『ドキュメント生還――山岳遭難からの救出』『ドキュメント 気象遭難』『ドキュメント 滑落遭難』『ドキュメント 道迷い遭難』『ドキュメント 単独行遭難』『野外毒本』『これで死ぬ』(以上、山と溪谷社)、『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)など多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

60
登山での遭難を追うるポタージュ、今回は長期遭難。最長13日間から最短でも6日間まで、数日間に渡る遭難の記録が綴られている。収録された実例は四件と今までの遭難シリーズと比べ少ないが、遭難者の手記や現場検証、遭難者同士の対談とそれぞれの内容は豊富。一読して思うのは生還するにあたってはそれぞれの判断もだが、運の要素も強いなと。もう僅かにずれていたら崖から転落とか川に流されていたとか、記述を読むだけでも慄然とするな。それでも怪我を押して登ったとか、各自が生き残るためにベストを尽くす様子も心打たれるものがある。2025/06/12

読特

51
何かおかしい、いや、大丈夫だ、このまま進もう。やっぱり変だ。道に迷った。足を滑らせ、急斜面を転がり落ちる。何とか止まった。擦り傷、打撲、骨も折れてる。さて、どうしよう。動くべきか、留まるべきか。所持品を確認。食料はどのくらいあるだろう。何日もつだろうか。まず確保すべきは水。水源はどこかにないか。誰か気づいてくれるだろうか。救助はいつくるだろう。今日も来ない。また暗くなる。…4つの事例で合計34日。遭難から発見されるまでの日数。自分なら何日耐えられるだろう。貴重な体験談。身体とともに心も鍛えておかなければ。2024/07/02

NADIA

44
遭難期間が長期にもかかわらず、生還した人たちのドキュメンタリー。遭難したのは運が悪かったという部分も大きいが、常に冷静で行き当たりばったりの行動はせず、何より「絶対生きて帰る」というポジティブ思考の持ち主ばかりだった。遭難という極端な状況でこのメンタルを維持できるのは、生まれつきの性格によるものも大きいと思う。私にはムリかも(^^; でも、非常時はとにかく冷静さを保つことを常に心がけよう。2024/09/01

nonpono

44
久しぶりに山のノンフィクションを読んだ。最近、富士山や同じにしてはいけないと思うがK2の有名なクライマーの死の記事を読んで考えたから。わたしも遭難しかけたことがある。雲取山で時間配分を間違え泊まるはずの山小屋に着けなかった。手前の布団部屋が空いていたんだ。一夜を明かした。もうヘッドライトの電池が切れ勘で歩いた。クライマーズハイの如く。あのとき、夜は眠らずに、一回死んだと思おうと思った。だから、会いたい人には会おうと、別れた恋人に翌朝、メールした。人生観が揺らいだ。翌昼に飲んだビールが喉に死ぬほど沁みた。2024/08/22

おかむら

33
杉野遥亮のドラマ「マウンテンドクター」を見てたら山の遭難ものが読みたくなって借りました。遭難ドキュメント4例。山での道迷いそして滑落そして負傷、さらに救助が全然来ないし夜めっちゃ寒いしとうとう幻覚も現れる…。恐ろしい!街中ででもさらにスマホで地図見ながらでも道に迷うタイプなので絶対1人で山登りはしたくないと心底思いました。怖すぎる。そして万が一山に行く時は非常食にマヨネーズ待ってこうと思った!2024/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21914621
  • ご注意事項

最近チェックした商品