出版社内容情報
人を応援することで、主役になる。
道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希。怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬とともに男子チアチームの結成をめざすことに…! 笑いと汗と涙の感動ストーリー。
内容説明
大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで…。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー。
著者等紹介
朝井リョウ[アサイリョウ]
1989年5月生まれ。岐阜県出身。早稲田大学文化構想学部在学中の2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。11年『チア男子!!』で第3回高校生が選ぶ天竜文学賞、13年『何者』で第148回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
267
鹿児島実業高校の男子チアリーディングを視聴した事があると思って動画見返してきたら、新体操っぽかった。その画を参考に脳内再生していたよ🥺。スポーツを通じて応援し、試技する側も応援される。ライバルであっても敵ではない。風変わり……他とは違う醍醐味も併せ持ったスポーツなんですね。急ごしらえのチームで、最終章へ向けてエネルギーを充填しているの。その最終章では、演技に重ねてチームメンバーそれぞれの思いを重ねる事になる作りなんですね。舞台に立つ機会は全部で3回あるのですが、終話以外はあまり詳述し過ぎないのですね。2025/12/27
おしゃべりメガネ
234
さすが若くして「直木賞」を受賞しただけのことはある朝井リョウさんですね。青春モード爆発で、ただ爽やか路線まっしぐらではなく、しっかりと登場人物それぞれの苦悩や不安を重すぎない程度に書き綴る技量に感服しました。およそ500頁の大作ですが、1泊2日で読み終えてしまうほど勢いがあります。ある理由から柔道を辞め、チアチームを親友と結成し、仲間を集め、大会で勝つことを目指します。ただ勝つことだけが大切ではなく、その流れの中で、見失いがちな人とのかかわり、思いやるキモチなどをどこか切なく説いていく感じが良かったです。2016/07/05
Atsushi
223
晴希と一馬を中心とした16人の男子大学生がチアリーディングに挑戦する物語。ある目標に向かって努力する人の姿は美しい。それが若人ならなおさらだ。最終章「二分三十秒」は読み進めるのがもったいない気がした。高城コーチに毎日提出するノートにつづられたメンバーのチアに対する「熱い思い」。それぞれが皆の思いを共有して臨んだ全国選手権。勇気と元気をもらった。感動の一冊、お薦めです。2017/07/07
takaC
192
読む場所を選んで読まないといけない危険な本だった。特に最終章10「二分三十秒の先」幕張メッセが危険だと察知できたので大事に持ち帰って自宅で読んだ。案の定その読みは大当たり。さて目薬はどこだ!?2014/01/30
masa@レビューお休み中
189
朝井リョウが料理をすると、熱血スポ根も、ただの熱血ではなくなる。若さや情熱といったものを孕んでいるにも関わらず、どこか冷静で醒めているのだ。だから、彼等は好きなものをやらずに諦めていたり、好きなものを好きと言わなかったり、本気なのに本気ととられないような行動をする。決して策略家でもないし、計算してもいない。男子というものは案外そういう生き物なのかもしれない。そうやって、本音を見せないで距離をとりながら日々チアチーディングの練習をしていくのだから綻びがでない訳がない。だから物語は面白いに決まっている。2016/04/10




