内容説明
地産地消、食品リサイクル、BSE、遺伝子組換え、化学肥料、食品添加物…あらゆる食にまつわる定説を見直す、目からウロコの一冊。
目次
序章 地産地消は環境にやさしくない?
1章 農薬は悪なのか?
2章 化学肥料の大きな影響
3章 肉の消費と食品廃棄が招く日本の汚染
4章 食料生産とエネルギー消費
5章 有機農業では解決しない
6章 「食の安全・安心」か「もったいない」か
7章 遺伝子組換えを拒否できるか
終章 消費者が変えるべきこと
著者等紹介
松永和紀[マツナガワキ]
1963年、長崎県生まれ。京都大学農学部農芸化学科卒業。89年、同大学大学院農学研究科(農芸化学専攻)修士課程修了。毎日新聞記者を経て、現在、フリーランスの科学ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ
1
科学コミュニケーションを行うだけの生産規模がないためアメリカのバイオメジャーが参入せず、イメージだけで「遺伝子組み替え作物は悪」という言説が罷り通る日本の現状や、化学肥料や農薬の替わりに家畜糞尿及び残飯を堆肥として用いることがもたらす病原菌リスク(有機農業の限界)、そもそも遺伝子組み替えや農薬抜きに世界人口を養えないこと、科学的裏付けに基づく安全と消費者の求める安心を切り分ける必要性など、農業を考える上で網羅すべき知識を示唆する良書。エコでロハスな食生活はまず日本において食料廃棄をなくすことから始めよう。2013/10/30
kj54
1
素晴らしい本。 足が地に着いており、一足飛びに理想に飛びついたり。足元だけ見て、全体を見失ったりしていない。 特に環境と農業の関係について、蒙を啓かれるところが数多くあった。2013/01/16
メアリースピーキング
1
終始、眼から鱗な内容で勉強になりましたが、素人の私にとっては難産な本でした。そうだったのか!と、感心しながら読み進めるうちに、提示される問題に対して不安が募り、読む手が滞る感じでした。 本の内容は、提起する問題に対してそれを投げやりにせず、地に足がついた意見を述べられていると思います。好感を得ました。 読中読後に気になったことがあり、それは有機栽培と通常の化学肥料使用栽培との味の違いがあるのかどうかということです。心象にもよるとは思うのですが。どの本読めばわかるのかな。2011/11/09
僕素朴
1
先に「メディア・バイアス」を読んでいても圧倒された!すごい!「農薬と化学肥料を使わないから安全でエコ」「地産地消はエコ」といったイメージがどんどん覆されていく。食の安全と環境保全は根本的には相容れない概念。リスクや環境負荷のトレードオフの科学的検証が重要。公表できない研究や研究者にメリットのない研究はおこなわれない。細かいメモはコメント欄にて。2010/11/01
メロン泥棒
1
有機農業は良さそう、化学肥料は悪そう、などとなんとなく思っていることについて疑問を投げかける良書。有機野菜が体に良いという証拠はないし、化学肥料も堆肥も中身は同じで使う量の方が問題となる。また、有毒物質が少しでも含まれていると体に悪いだろうと考えるけれど、そもそも自然の野菜には有毒物質が含まれている。問題は害があるのか無いのかという点にある。他にも様々な問題についてわかりやすくまとめられている。もっと賢い消費者にならないといけないな。2010/09/05




