出版社内容情報
なぜ働き方改革は失敗するのか? マーケティング界の第一人者が根源から説く。
内容説明
危機にあって社員の士気と夢を再生する希望の経営論。ニッポン人はいかに闘うか?
目次
第1章 「生産性向上!」は時代錯誤
第2章 「時短」ではなく、「時間」からの解放感
第3章 「調和」と「不公平感」がつくる会社組織
第4章 日本人は「勤勉DNA」をもっているのか?
第5章 AIが人間から奪う仕事は(49%ではなくて)わずか7%
終章 経営者の仕事は社員に夢を見させること!
著者等紹介
ルディー和子[ルディーカズコ]
米国化粧品会社のマーケティング・マネジャー、米国出版社のダイレクト・マーケティング本部長を経て、早稲田大学商学学術院客員教授、立命館大学大学院教授等歴任。現在、ウィトン・アクトン(株)代表、(株)セブン&アイ・ホールディングス社外取締役、トッパン・フォームズ(株)社外取締役を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Naohiko Oikawa
2
従業員=人間は「感情」で動き、感情が喚起されれば倍の力だって発揮できるはずというマクレガーのY理論的な著者の信念を起点に、今日多くの日本企業で推進されている「従業員の生産性の向上」のアプローチが従業員の感情を損ね逆効果であると批判。 続けて、日本企業の従業員の行動心理や組織のメカニズムを、経営、心理、哲学、歴史など広範な文献のレビューをもとに多面的に紹介し、紹介された行動心理、メカニズムを手がかりに具体的な解決策を提言。 その一方で、従業員に対しても、企業に依存せず、主体的、自律的に学習する必要性を提言。2020/08/09
ゼロ投資大学
1
「生産性」という言葉が追い求められるようになって久しい。AIやロボットが人間の仕事を代替する可能性について多くの人が言及してきたが、思っていたほど取って代わられていない。働く従業員のやる気を奮起させ、共通の目標に向かって取り組めるように経営者は適切な理念と目標を設定しなければならない。2023/10/05
Minyole
1
キャッチーなタイトルに惹かれて読みました。面白かったんですが、全体を通じたメッセージはなんだったのか、掴めずにいます。「悲しい生産性」とは、日本の生産性が低いと言ってるのか、生産性を声高に叫ぶのは間違ってると言ってるのか、どちらともとれる記述と感じました。各章がそれなりに独立していて、別個にとらえれば各々面白いです。日本人は、個人主義か集団主義かなども。2020/07/18
sheep book
0
結局、どうすればいいのだろう。経営者も従業員も考えて発信していく必要があります。環境のおかげでうまくいき、環境のせいで悪くなるだけなら何もしていないのと同じです。2021/05/07
ねり梅
0
既得権益に振り回される日本人。自分が正社員なので、既得権益を持っている方です。具体的に個人でできる生産性を上げる方法とかは載ってない。でも、このままじゃいけないな。この本、100分で名著とかから引用してたりして、ちよっと怪しい 。2022/01/03