出版社内容情報
ペロポネソス民族資料館の全面協力を得て現地調査。100種余の資料を180のカラー写真と300の詳細な採寸展開図で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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著者の二人の女性(中嶋朝子氏、福井貞子氏)は、ともに服飾の研究者。本書はギリシャの8つの地方の民族衣装を調査したもの。ギリシャは地勢的にも歴史的・文化的にも複雑であり、一口にギリシャの民族衣装とはいってもなかなかに多彩である。私たちがイメージするギリシャのスタンダードらしきものは一応はあるのだが、それでも中にはエピロス(ザゴリ地方=ギリシャ本土の西北端)のように全く違ったもの(私の印象ではブルガリアかルーマニアに近いか)があったりして、一筋縄ではいかない。いずれも、装飾を含めて凝りに凝っているのが特徴か。2022/11/21
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