出版社内容情報
○引きこもり、孤独死、幼児虐待事件……。
かつて「自由」の象徴だった都市生活では、コミュニティの希薄化が進み、住民は孤立し、精神的・物理的に追い込まれている人々の問題、「玄関の中で起きている問題」が見えにくくなっています。
○こうした都市住民が抱える問題は、決して他人事ではありません。誰もがそれぞれのライフステージで、いつ厳しい現実に直面するかわからないのです。では、どうすればいいのか――。
○本書は、研究者、地方行政担当者、地域活動の専門家たちが、自らの活動で得た経験・エピソードを豊富に紹介しながら、地域の人々が支え合い、街の価値を上げるための方策を多方面から解説します。
内容説明
社会から疎外される若者、支援なき子育て、そして孤独な高齢者…。行政などの「制度」では支えられにくい、社会的孤立は、どこでどのように起きているのか。都市を取り巻く課題をどう解決するのか―。地域課題に関わる専門家が、都市の現状を報告し、誰もが身近な場所で支援が得られる仕組み、生きがいを見つけられる街を構築する方法を考える。
目次
はじめに―生きづらい都市への挑戦
第1部 「孤立する都市」で何ができるのか(一瞬で滑り落ちる若者たち―切れ目ない支援を目指す;孤独な都市の子育てと群れられない子ども―まちで子どもが育つための取り組み;SOSが出せない無縁コミュニティ―地域共生社会への挑戦)
第2部 「つながり」を創出するために、何を考えるのか(閉じて固まった地域を開く―創発するコミュニティによる郊外の継承;当事者意識が薄い人々を変えられるか―持続可能な経済圏を生み出すには;複雑で不確実な地域課題に挑む―共創と未来社会デザイン;公共の再構築を実現するには―国が進めるべき3つの政策;つながるまちへ―社会創造資本が都市を変える)
著者等紹介
保井美樹[ヤスイミキ]
法政大学現代福祉学部教授。早稲田大学士(政治学)、NY大修士(都市計画学)、東京大学博士(工学)。世界銀行、東京大等、NY大・ロンドン大での客員研究員等を経て現職。地域経営論や官民連携まちづくりを専門とし、研究の傍ら全国各地で実践を支援する。全国エリアマネジメントネットワーク副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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