出版社内容情報
詞子(ことこ)と雅遠(まさとお)が桜の下で出会ってから1年。秘する恋とはいえ互いに愛しさは増すばかりで、雅遠は本気で結婚を申し入れていた。だが、詞子は鬼の呪いがある以上結婚は無理だと頑(かたく)ななままで……。その頃、宮廷では左大臣と右大臣の権力争いが激しくなり、詞子と雅遠の家の確執は深まる一方。そんな中、雅遠は詞子を呪いから解放すべくある秘策を講じた! 2人に幸せな愛の進展はあるのか……!?
深山 くのえ[ミヤマ クノエ]
著・文・その他
藤間 麗[トウマ レイ]
イラスト
内容説明
詞子と雅遠が桜の下で出会ってから一年。秘する恋とはいえ互いに愛しさは増すばかりで、雅遠は本気で結婚を申し入れていた。だが、詞子は鬼の呪いがある以上結婚は無理だと頑ななままで…。その頃、宮廷では左大臣と右大臣の権力争いが激しくなり、詞子と雅遠の家の確執は深まる一方。そんな中、雅遠は詞子を呪いから解放すべくある秘策を講じた!二人に幸せな愛の進展はあるのか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
40
満開の桜の下、美しいだけの春に起きた出逢い。梅雨の頃雨の中を駆けてくる馬の蹄の音に耳を済ませました。誰にも知らせない、秘密の夏が終えて。物議を醸した秋の除目。燃え盛る恋心を知りました。今も貴女に負けたくないと炎は燃えています。そして寒い冬がやってきて一つの秘密を知りました。秘密を分け合いました。そして一年間が終わりました。まるで春と夏と秋と冬の形を教えてもらうように。世界はこんな風に自由なのだと。一年。ひととせ。人。沢山の人に出逢いました。縁が繋がりました。そして背―――誰より大切な、貴方と出会いました 2010/05/01
ひめありす@灯れ松明の火
27
満開の桜の下、美しいだけの春に起きた出逢い。梅雨の頃雨の中を駆けてくる馬の蹄の音に耳を済ませました。誰にも知らせない、秘密の夏が終えて。物議を醸した秋の除目。燃え盛る恋心を知りました。今も貴女に負けたくないと炎は燃えています。そして寒い冬がやってきて一つの秘密を知りました。秘密を分け合いました。そして一年間が終わりました。まるで春と夏と秋と冬の形を教えてもらうように。世界はこんな風に自由なのだと。一年。ひととせ。人。沢山の人に出逢いました。縁が繋がりました。そして背―――誰より大切な、あなたと出会いました2017/11/30
ひめありす@灯れ松明の火
26
満開の桜の下、美しいだけの春に起きた出逢い。梅雨の頃雨の中を駆けてくる馬の蹄の音に耳を済ませました。誰にも知らせない、秘密の夏が終えて。物議を醸した秋の除目。燃え盛る恋心を知りました。今も貴女に負けたくないと炎は燃えています。そして寒い冬がやってきて一つの秘密を知りました。秘密を分け合いました。そして一年間が終わりました。まるで春と夏と秋と冬の形を教えてもらうように。世界はこんな風に自由なのだと。一年。ひととせ。人。沢山の人に出逢いました。縁が繋がりました。そして背―――誰より大切な、貴方と出会いました 2010/08/29
kohaku
19
季節が巡り2人が出会って1年。2人にとっては凄く濃い1年だったろうなと思いつつ、漸く結婚!既に2人の中は既に新婚な雰囲気がだだ漏れですが(笑)何はともあれ2人が幸せそうで何よりです。世間的に変化はないけれど、詞子が吹っ切れた場面が印象的。また、詞子と艶子の2人の関係が修復されつつあるのが嬉しい。艶子の今後が気になるところ。2011/09/24
ダージリン
14
ついに妹と和解というか、ふっきれて結婚に踏み出せた詞子・・・おめでとう!お互いの気持ちにゆらぎがないので、障害が多くても安心して読めます。2010/01/12
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- 和書
- 生きて行く私 中公文庫