出版社内容情報
《内容》 全体をおおよそ，（1）行動科学と食行動における応用，（2）栄養教育の方法論，（3）栄養教育の事例と発展（管理栄養士の活動の実際）という3部分で構成し，行動科学については，やさしく解説した一章を独立して設けた．管理栄養士の教育活動の理論的基盤が学べるよう解説を工夫した．
《目次》
【主要目次】
第1章 栄養教育の概念
A. 栄養教育の定義
B. 栄養教育の目的
C. 栄養教育の目標
D. 栄養教育の対象
E. 栄養指導・栄養教育の歴史
F. 栄養教育の場
G. 栄養指導（栄養教育）と法律
第2章 行動科学と教育
A. 行動科学の定義と目的
B. 行動のとらえ方
C. 人の行動の成り立ちとしくみ（学習のしくみ）
D. 代表的な基礎理論
E. 行動療法
F. 行動療法における問題解決のしかた
G. 健康増進や生活習慣病のコントロールに共通した行動技法
H. 治療者-患者（クライアント）関係
I. 行動療法による面接・カウンセリング
J. 治療・教育とコミュニケーション
K. 行動に影響する心理社会的要因
第3章 食行動変容と栄養教育
A. 栄養教育と行動科学
B. 行動科学からみた食行動の特性
C. 食行動のとらえかたとアセスメント
D. 教育に必要な行動の系統的アセスメント
E. 習慣変容に必要な条件
F. ライフスタイルとしての食習慣
G. セルフケア促進のための方法
H. 食行動変容と心理
第4章 栄養教育マネジメント
A. 栄養教育の特性
B. 栄養教育の対象
C. 栄養教育のマネジメントサイクル
第5章 栄養教育のためのアセスメント
A. 栄養教育におけるアセスメントの意義と目的，位置づけ
B. 栄養教育におけるアセスメントの種類と方法
C. 情報収集の方法
第6章 栄養教育計画
A. プログラム
B. 栄養アセスメント結果と栄養教育
C. 学習目標の設定
D. 知識，理解，態度，実践
E. カリキュラムの立案
第7章 栄養教育の方法
A. 栄養教育方法の選択
B. 学習（教育，指導）形態と方法の選択および組み合わせ
C. 教材，媒体
D. カウンセリング技法
E. 学習段階の発展
第8章 栄養教育の実施
A. 組織づくりと連携
B. 栄養教育実施者の技術
C. 実施に向けての準備作業
第9章 栄養教育の評価
A. 評価の意義
B. 評価の種類
C. 評価の方法
D. 評価デザインの質的レベルを上げる
E. 評価結果のフィードバック
第10章 行動科学による栄養教育の実際
A. 準備性を考慮した面接
B. 意欲を引き出すポイント
C. 知識学習をさせるポイント
D. 技術を習得させるポイント
第11章 ライフステージ・ライフスタイル，健康状態と栄養教育
A. 妊娠・授乳期
B. 乳・幼児期
C. 学童期
D. 思春期
E. 成人期
F. 高齢期
G. 障害者
H. 患者
第12章 食環境づくりと栄養教育
A. 食環境づくりの必要性
B. 食環境とは
C. 食物へのアクセス面の食環境づくりと栄養教育
D. 情報へのアクセス面の食環境づくりと栄養教育
E. 食環境づくりを視野に入れた栄養教育の必要性
第13章 栄養教育の国際的動向
A. 先進諸国における栄養教育
B. 開発途上国における栄養教育
基本用語解説
参考図書
和文索引
欧文索引
