出版社内容情報
《内容》 生活習慣病を予防するための食行動をはじめとする栄養学に関わる疫学研究では,栄養学と疫学者との共同研究が必須である.本書は,疫学と栄養学の両分野の専門家同士が互いの分野を理解するための橋渡しとなるもので,疫学や統計学のトレーニングを受けたことのない人を想定し,疫学の基本概念から栄養疫学の研究デザインをどう組み立てていくかまでを具体的研究方法を例示してていねいに解説した. 《目次》 【主要目次】第1章 「生活習慣病」という概念第2章 疫学の基本事項第3章 研究デザイン第4章 食物摂取の変動要因と食事調査の方法第5章 食物摂取頻度調査票第6章 世界と日本の大規模コホート研究第7章 がんの栄養疫学研究のまとめ第8章 β-カロチンとがんに関する疫学研究第9章 ポリ塩化ビフェニル(PCB)とがんに関する疫学研究第10章 健康日本21計画について
目次
第1章 「生活習慣病」という概念
第2章 疫学の基本事項
第3章 研究デザイン
第4章 食物摂取の変動要因と食事調査の方法
第5章 食物摂取頻度調査票
第6章 世界と日本の大規模コホート研究
第7章 がんの栄養疫学研究のまとめ
第8章 β‐カロテンとがんに関する疫学研究
第9章 ポリ塩化ビフェニル(PCB)とがんに関する疫学研究
第10章 健康日本21計画について
著者等紹介
坪野吉孝[ツボノヨシタカ]
1989年東北大学医学部卒。1993年東北大学大学院医学研究科修了・博士(医学)。1994年国立がんセンター研究所支所臨床疫学研究部研究員。1998年ハーバード大学公衆衛生大学院栄養学部門客員研究員。2000年東北大学講師(医学部公衆衛生学講座)
久道茂[ヒサミチシゲル]
1963年東北大学医学部卒。1968年東北大学大学院医学研究科修了・医学博士。1972年財団法人宮城県対がん協会がん検診センター所長。1981年東北大学教授(医学部公衆衛生学講座)。1995年東北大学医学部長。1997年日本学術会議会員(第七部)。その他、公衆衛生審議会会長(厚生省)、医学視学委員(文部省)、厚生科学審議会委員(厚生労働省)などを歴任
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