出版社内容情報
《内容》 管理栄養士国家試験出題基準に準拠し,公衆衛生学の全項目を網羅したテキスト.前版より3年を経過,統計数値やこの間の感染症予防の成立,栄養所要量の改定,法律,基準も改定されているため,これらの改定を取り込むとともに,統計数値は最新のものとした.2色刷と図・表を駆使したわかりやすいレイアウト,要点を押さえた解説など,少ない時間で必要な知識を習得できるようコンパクトにまとめた. 《目次》 【主要目次】1.公衆衛生の意義2.公衆衛生の歴史3.人口と公衆衛生4.衛生統計5.疫 学6.衛生行政7.母子保健8.成人保健,老人保健9.感染症,結核10.精神保健11.学校保健12.労働衛生(産業保健)13.環境衛生14.公害(環境汚染)15.衛生法規16.国際保健17.社会福祉,社会保障18.医療制度19.トピックス
内容説明
公衆衛生学の領域は、改訂第2版刊行後も拡大の一途をたどっている。栄養関連では、公衆衛生審議会が1999年6月に第6次改定日本人の栄養所要量を厚生大臣に答申したことが最大の“事件”である。これを受けて、食生活指針、フードガイド(アメリカでは、フードピラミッドと呼んでいる)の策定も行われている。国民栄養調査には、“案分比”が導入され、個人別食事摂取量を評価できるようになった。いわゆる栄養補助食品(dietary supplement)が、非常な勢いで国民に普及しつつある。国際的事情もあって、厚生省はこの問題に精力的に取り組んでいる。「健康日本21」の策定が行われており、1999年度中に公表される。さらに、感染症新法、介護保険制度等の法制化もなされたし、なされようとしている。マスコミをにぎわしているキーワードとして、生活習慣病、少子化問題、内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)等がある。改訂第3版はこのような変化に対応したものである。本書では、衛生統計学の資料も最新のものにしている。公衆衛生学の管理栄養士国家試験問題は、他の分野と異なって、「出題基準(ガイドライン)」に記載されていない内容であることも多い。ある意味では、本書は、このようなことを先取りし、国家試験をリードしようという意気込みで執筆した。したがって、平成12年度以降の管理栄養士国家試験受験者必読の書である。
目次
公衆衛生の意義
公衆衛生の歴史
人口と公衆衛生
衛生統計
疫学
衛生行政
母子保健
成人保健、老人保健
感染症、結核
精神保健〔ほか〕