出版社内容情報
エクスペリエンス(体験価値・経験価値)を中核とし、組織の戦略と各部署の活動の接点をはじめ、カスタマー(導入者)やユーザー(使用者)との細かいやり取りに至るまでのメカニズムを包括的に捉えていくための共創デザインのアプローチについて取り上げる。様々な要素や利害関係者をまとめて、統合的で効果的な価値を創り出す重要性について強調する。
目次
1 共通の基礎(チャネルを理解する;タッチポイントを確実に押さえる;エコシステムを探究する;ジャーニーにんついて考える)
2 洞察と可能性(エクスペリエンスをマップ化する;エクスペリエンス原則を定義する;機会を特定する)
3 ビジョンと行動(アイデアを生成して評価する;具体的な未来のビジョンを打ち出す;瞬間をデザインする;指揮棒を手にする)
著者等紹介
リスドン,クリス[リスドン,クリス] [Risdon,Chris]
P2PカーシェアサービスのGetaroundでデザイン責任者を務めている(2018年時点)。以前はCapital One Labsのデザイン責任者、およびエクスペリエンスデザイン・コンサルティング会社の草分けであるAdaptive Pathでデザイン責任者を務めた。デザインの新しいメソッドを導入し進化させてきただけでなく、これまでに数千人というデザイナーやデザイナー志望の学生を教えてきた。サヴァンナ芸術工科大学の芸術学修士を有し、カリフォルニア芸術大学で客員*教授として次世代のデザイナーにインタラクションデザインとサービスデザインを指導している
クワットルバウム,パトリック[クワットルバウム,パトリック] [Quattlebaum,Patrick]
デザイナーであり、経営コンサルタントであり、studioPQの設立者でもある(2018年時点)。様々な組織をクライアントとして、サービスエクスペリエンスとそれをサポートする業務体制のデザインにコラボレーションのアプローチを採用し実験できるよう支援している。デザイン分野のリーダーシップとして多数の役職を経験してきた。Adaptive Pathのマネージングディレクター、Capital Oneのサービスデザイン責任者などが含まれる。また、デザインの指導にも熱心で、北米とヨーロッパで数千人というデザイナーに教えてきた。ジョージア工科大学の情報デザイン・技術学修士を有している
篠原稔和[シノハラトシカズ]
ソシオメディア株式会社の代表取締役、およびNPO法人人間中心設計推進機構(HCD‐Net)の理事長、国立大学法人豊橋技術科学大学の客員教授を歴任。また、行政分野において、総務省の技術統括アドバイザー、豊橋市のデジタル化推進アドバイザーなどを務めている。これまでに「情報デザイン」や「ユーザーエクスペリエンス」にかかわる数多くの著書や翻訳書を紹介しながら、大企業・中小企業から政府・自治体に至るまでの実務におけるソリューション活動に従事。現在、「デザインマネジメント・シリーズ」を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。