カメラにうつらなかった真実―3人の写真家が見た日系人収容所

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カメラにうつらなかった真実―3人の写真家が見た日系人収容所

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  • サイズ A4判/ページ数 132p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784198655792
  • NDC分類 K334
  • Cコード C8797

出版社内容情報

1941年12月に日本軍が真珠湾を攻撃した三か月後、
アメリカ合衆国の西海岸に住むすべての日本人と
日系二世は強制収容所に送られることとなった。
日系人たちは、家、仕事、持ち物を置いていくよう命じられ、
許されたほんの少しの日用品を手に、
有刺鉄線と武装した警備員に囲まれた収容所で
暮らすこととなった。
三人の写真家―ドロシア・ラング、宮武東洋、
アンセル・アダムスーは収容所での日々を
撮影した。
ドロシア・ラングは合衆国政府の依頼をうけ
撮影をしたが、収容所の厳しい生活を
アメリカ国民に知らせようとした。

収容されていた日系人のひとりで写真家の
宮武東洋は、持ちこんだ機材を使って
収容所の実態を記録した。

風景写真家として有名なアンセル・アダムスは、
意図的に場面を選びながら、
収容所でも人々がくじけずに生きる姿を撮影した。

三人三様の写真を紹介しながら、
その背後にある物語に焦点をあてた、
戦争の犠牲になる人々の姿を描いた
ノンフィクション絵本。

内容説明

1941年12月日本軍がハワイの真珠湾を攻撃した3か月後、アメリカ合衆国のフランクリン・D・ローズヴェルト大統領は、アメリカ西海岸に住むすべての日本人と日系アメリカ人を強制収容所に送りこむことを決定しました。日系人たちは、どんな職業についている人でも、家や持ち物をすべて置いていくように命じられ、「敵性外国人」として、強制収容所で暮らさなければならなくなりました。不安な日々を、人々はどのように耐えたのでしょうか?3人の写真家が、カリフォルニア州の砂漠に立つマンザナー強制収容所での日系人たちの生活を写真におさめました。小学校高学年~。

著者等紹介

パートリッジ,エリザベス[パートリッジ,エリザベス] [Partridge,Elizabeth]
ドロシア・ラング、ウディ・ガスリー、ジョン・レノンなどの若い読者向けの伝記で高い評価を得る。全米図書賞最終候補、ボストングローブ・ホーンブック賞、ロサンゼルスタイムズ・ブック賞、マイケル・L・プリンツ賞、ジェーン・アダムス児童図書賞等、受賞多数。名付け親であるドロシア・ラングの写真に親しんで育つ。ドロシアが撮った、幼い孫を背負って砂埃の舞うマンザナーを歩くトラゾウ・サカウエの写真を見て、その背景にある物語を描こうと思い立ち、「カメラにうつらなかった真実―3人の写真家が見た日系人収容所」を執筆した

タマキ,ローレン[タマキ,ローレン] [Tamaki,Lauren]
ニューヨーク在住のカナダ人イラストレーター。ニューヨークタイムズ紙、ウォールストリートジャーナル紙、ペンタグラム社、ペンギン社、ニューヨーカー誌等と仕事をし、イラストレーター協会、米ニュースデザイン協会、AI‐APで高く評価され、ナショナルマガジンアワードを受賞。日系カナダ人四世として、カナダのカルガリーで育つ。本書の絵を描くために、ブリティッシュコロンビア州の強制収容所に収容された祖父母について調べ、法学部出身の祖父が、強制収容から釈放された日系カナダ人たちの権利を守るために闘ったことを知った

松波佐知子[マツナミサチコ]
翻訳家、写真家。神奈川県生まれ。青山学院大学短期大学児童教育学科卒。版権エージェントや外資系IT企業等で仕事をするかたわら、「バペル絵本翻訳コンテスト」優秀賞等を受賞。児童書を中心に、ヨガ関係の雑誌や、ウェブサイトの翻訳に携わっている。また、国内外で写真技術を学び、現在は写真家として自作の和菓子を撮影し、和菓子や写真の教室も開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

117
アメリカ西海岸で日系人収容所を撮影した3人の写真家、ドロシア・ラング、宮武東洋、アンセル・アダムスの写真と日系四世のローレン・タマキのイラストで著者エリザベス・パートリッジが戦時中に起こったことの一部を明らかにしている。ドロシアは収容所の怒りを持って収容所の一部始終を撮影したが、ほとんどの写真は公開されず、宮武は自ら収容所に収監されたまま仲間の写真を密かに撮った。アンセルが撮った写真は明るい表情ばかり。しかし収容所内の日系人は可能な限り明るい笑みを浮かべた。「写真に写っているものがすべて真実とは限らない」2023/01/20

ちえ

39
とても考えさせられる。是非この本を読んで欲しい。真珠湾攻撃後、アメリカ西海岸に住んでいた日系人は強制的に収容所(「移住センター」と言われていた)へ送られた。10か所あった収容所のうちカリフォルニア州の砂漠のマンザナー収容所で3人の写真家が彼らの生活を記録した。この本の著者の名付け親であるドロシア・ラング、収容されていた写真家の宮武東洋、著名な風景写真家アンセル・アダムス。それぞれの写真家の考えによりそこで撮られた写真も違う。アメリカが忠誠を誓わせる質問をし、ノーノーと呼ばれた日系人達は戦車が監視して 続↓2023/07/11

くさてる

31
第二次世界大戦当時アメリカに住む日系人は収容所に送られた。これはかれらの生活を撮影した三人の写真を中心に、その歴史的事実を解説した本。イラストも多用され、分かりやすい。とにかく、この事実の前には言葉が出ない。収容所でも菜園を作り、結婚し、魚釣りをした人々。我慢強いと感心されつつも、反乱を起こし、憲兵に撃たれ死亡した少年もいたこと。自分の親を収容所送りにした国の為、兵士となった青年たち。けれど読後感は重苦しくない。それはこの人々が生身の人間として感じられる素晴らしい写真がたくさんあるから。おすすめです。2023/03/07

あるひ

21
図書館に行ったら児童書コーナーにあった。重たい内容。できれば目を塞ぎたい。でもフィルム映画を観ているかのように引き込まれた。オシャレなイラスト。ノスタルジックなモノクロ写真。読みやすくわかりやすくデザインされた文字。それらが伝えているのは、過去に起きた過酷な歴史であって、現実。心折れて塞ぎ込みそうな日々なのに、前向きに「日常の生活」を送る日系人のたくましさ。絶対に味わいたくない屈辱であり、二度と繰り返してはいけないからこその本書。これは買う。ラストの「モデル・マイノリティ神話の弊害」も響いた。2023/08/01

みよちゃん

16
アメリカでの日系人収容所における写真家から見た実態。操作された情報、真実だと思ってた暮らしが、突然収容所に。いつの時代でも政権を取った側の視点しか表現されない事実がある。この本ではカリフォルニアで暮らしていた日系人が、太平洋戦争が始まった時から、砂漠地帯の様な劣悪な環境下に暮らさざるを得ない生活を強いられる。ナチスの様な虐待はなかったが、白人以外、特に日系人、中国人などが差別されていた。アメリカ国籍でもアメリカ人とは区別された状況が描かれていた。写真は非公開だった。2023/07/11

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