内容説明
“般若波羅蜜多”その悟りの世界とは…。禅や唯識の見方を取り入れつつ、わずか262文字のこの小さな経典の、奥深さと尽きない魅力をあらためて探っていく。
目次
1 観音さまの見たもの
2 生死は仏のおん命なり
3 不生で調いまする
4 一切法を空と説く
5 輪廻の迷いを超えて
6 心の中を見つめれば
7 本来の自己に目覚める
8 究極の真実の世界
9 よく一切の苦を除く
10 『般若心経』の思想
11 空海の『般若心経』
著者等紹介
竹村牧男[タケムラマキオ]
昭和23年、東京に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学助教授、同教授を経て、現在東洋大学文学部教授。専攻は大乗仏教思想、日本仏教思想、西田の宗教哲学等。唯識研究で博士(文学)
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