EBMのための臨床疫学

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784498009844
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C3047

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出版社内容情報

《内容》 現在,医学界の大潮流になっているEBMの方法論の基礎をなす臨床疫学に焦点をあて,定義,歴史,現状,未来,診断のプロセス,頻度,疫学指標,統計,医学判断学,メタアナリシス,リスクなど多岐にわたる内容を,日本の現状を考慮してわかりやすくまとめた.臨床で役立つ応用力が身につく入門書である.    

《目次》
目次
1.臨床疫学: 定義,歴史,現状,未来  [縣 俊彦]  1
 臨床疫学とは  1
 疫学・臨床疫学の歴史  2
 高木兼寛と脚気  5
 スモンの原因究明  8
 その他のわが国における疫学・臨床疫学が果たした役割  14
 「21世紀に向けた今後の厚生科学研究の在り方について」のなかでの臨床疫学,EBMの位置  15
2.臨床疫学総論  [縣 俊彦]  21
 臨床疫学: 疫学と臨床医学  21
 疫学の中での臨床疫学の位置  24
 臨床上の問題  29
 臨床疫学の基本原理  31
3.正常か異常か  [縣 俊彦]  36
 異常?  36
 異常,正常,参考値  48
4.診断用検査  [縣 俊彦]  55
 診断用検査とは  55
 診断用検査に求められる要件  57
 検査結果の解釈・利用  58
 黄金律 gold standard  60
 敏感度,特異度  66
 ROC曲線  68
5.診断のプロセス  [岡山雅信]  70
 診療上の問題解決の基本  70
 さまざまな診断手法  71
 診断のプロセスの基本  74
 鑑別疾患リストの作成  75
 鑑別疾患の優先順位  76
 診断の決定  77
 診断プロセスの落とし穴  80
6.研究計画―個人情報保護を中心として―  [縣 俊彦]  84
 研究計画の方法  84
 臨床研究とは  86
 情報検索の重要性  89
 臨床研究の倫理と科学  89
 臨床研究,臨床疫学研究を進める際の留意事項  91
7.N-of-1トライアル  [岡山雅信]  97
 研究デザイン  97
 実施条件  98
 適応条件  99
 実施方法  99
8.頻度,疫学指標  [金城芳秀]  101
 割合か,率か  101
 症例対照研究とオッズ比  104
 コホート研究と率比,率差  106
9.統 計  [柳 修平]  112
 基本統計用語  113
 母集団と標本  124
 推定と検定  126
 多変量解析  130
 医学統計における重要用語  133
10.医学判断学  [大澤 功]  137
 判断樹を書いて決断分析を行う  138
 「検査結果で判断」という選択肢を追加する  144
 マルコフモデル  147
 費用効果分析  149
 決断分析の適用と限界  151
11.1次研究の批判的吟味  [縣 俊彦]  154
 論文の批判的吟味はなぜ必要か  154
12.総括研究の批判的吟味  [縣 俊彦]  166
 総括的研究の種類  166
13.メタアナリシス  [柳 修平]  179
 EBMとメタアナリシス  179
 メタアナリシスの方法  181
14.リスク  [西川浩昭]  187
 リスクとリスクファクター  187
 リスクの算出  191
 リスクの程度とその利用法  196
 まとめ  198
15.予後  [縣 俊彦]  200
 予後  200
 研究デザインと予後研究  201
16.治療  [大澤 功]  216
 評価の指標  217
 バイアスの除去  219
 結果の提示  222
 治験  225
 ランダム化比較試験の限界  226
17.原因  [縣 俊彦]  230
 原因  230
 因果関係の判定  232
18.narrative based medicine(NBM)  [縣 俊彦]  243
 narrative based medicine(NBM)  246
索引    259