出版社内容情報
子どもたちに長く愛され続けてきた「はんぴらり!」シリーズが、新装版で再登場!
夏休み、楽器修理師の琴子ばあちゃんの家で、武は不思議な男の子と出会います。鈴音丸というその男の子は、なんと半人前の神様「はんぴらり」でした。400年ぶりに封印から解いてもらったお礼に、ばあちゃんのところにお客が来るよう祈った鈴音丸ですが、まちがって妖怪を呼び寄せてしまいます。毎晩、楽器の修理を頼みにやってくる妖怪たちの相手に、武と鈴音丸は、大わらわ。そして、二人がすっかり仲良くなったころ……?
新装版では書下ろしの「おまけのインタビュー」が加わり、登場人物の意外な一面やアイテムの詳細を知ることができます。
小学校中学年からぐんぐん読める大人気ファンタジー!
内容説明
「お初にお目にかかりまする、武どの。鈴音丸ともうしまする。お会いできて、とてもうれしゅうございまする」…琴子ばあちゃんの家で出会ったちいさな男の子は、「はんぴらり」っていう、半人前の神さまなんだって。今年の夏休みは、とくべつなことが起こりそうな予感!
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』(2006年、岩崎書店より刊行)がジュニア冒険小説大賞を受賞
九猫あざみ[クビョウアザミ]
多摩美術大学デザイン科を卒業後、コミック、雑誌のイラストや、児童書の挿絵で幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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こゆ
11
小3の子と共読本。「銭天堂」の廣嶋玲子さんのシリーズ、4作目。夏休みに祖母の家に泊まりに行った武は、半人前の神様である『はんぴらり』の鈴音丸と出会う。和楽器の修理屋を営むおばあちゃんの商売繫盛を願った鈴音丸だが、妖怪のお客さんばかり来るようになり…。おばあちゃんも武も半人前とはいえ神様相手にタメ口で、友達として付き合うのはいいのか…と気になりつつ読了。同じ著者の妖怪ものの「妖怪の子、預かります」は小学校高学年向け、こちらは中学年向きという印象。私は切なさを含んだ前者のが好きだけど、こちらも楽しめる。2023/02/28
Eri
5
娘小4図書館。 廣嶋玲子さんの本では、かなり好きな部類かも! 鈴音丸が可愛いし(はんぴらりでも神様に可愛いと言うのはダメかしら?)、武もまっすぐで気持ちがいい。変にイヤな悪意にさらされたりしなくて安心して読み終えることができた。 「自分がどんな人間になるかは、自分で決められるんだって。だからね、自分がおちこぼれだって思うのはやめたほうがいいよ。そういうふうに思ってると、ほんとにそうなっちゃう。どうせ思いこむなら、自分はすごいやつだって思ったほうがいいよ、絶対に」p.56 いい言葉だなー!2022/04/27
ばななメロン
0
学校の図書館より。2024/06/09
バニル
0
鈴音丸が最高に可愛いです。
食パン
0
小42023/05/01