内容説明
本書は、これから法学を勉強しようという方、または既に社会に出て法的な素養を身につけたいという方のための実践的な法学入門書です。法学を使いこなすための知識と考え方を身につけることができます。ブラック企業に入ってしまった松本君というキャラクターを設定し、彼が直面する問題に即して、法的な知識と考え方を学んでゆきます。わかりやすく、物語のように読み進むことができます。もちろん、わかりやすい=レベルが低い、ではありません。法学の基礎を踏まえつつ、社会で生き抜く上でも役立つよう、実践的に応用できるように発展的な法学の考え方・知識もたくさん盛り込まれています。本書を通じて、法学の面白さ・奥深さの片鱗に触れてみてください。
目次
第1部 インプット編(法とは何か;法の構造;法の適用(1)法的三段論法
法の適用(2)解釈
判例、学説、行政解釈 ほか)
第2部 アウトプット編(調査と発表;判例の読み方、調べ方;判例の射程って何だろう;解釈の限界はどこまでか考えてみよう;論述問題を解いてみる ほか)
著者等紹介
富永晃一[トミナガコウイチ]
上智大学法学部教授(法科大学院兼任)。1974年鹿児島県生まれ。専門、労働法。非正規労働者法制、差別禁止法制等を中心に研究
丸橋昌太郎[マルハシショウタロウ]
信州大学社会基盤研究所長(経法学部教授)。1977年神奈川県生まれ。専門、刑事法。秘匿捜査を中心に研究
大江裕幸[オオエヒロユキ]
東北大学大学院法学研究科教授。1977年山形県生まれ。専門、行政法。行政に関する手続を中心に研究
島村暁代[シマムラアキヨ]
立教大学法学部教授。1981年東京都生まれ。専門、社会保障法、労働法。公的年金法制、企業年金法制等を中心に研究
山代忠邦[ヤマシロタダクニ]
関西学院大学法学部准教授。1979年京都府生まれ。専門、民法。契約法を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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