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出版社内容情報
1920年代から30年代にかけてメキシコで展開された広範な芸術運動「メキシコ・ルネサンス」について、その中心的な役割を担った「壁画運動」と「野外美術学校」を取り上げ、どのような歴史的・社会背景から生まれ、発展していったかを明らかにする。
また、野外美術学校が輩出した多くの画家・彫刻家とともに運動に参加した3人の日本(系)人芸術家、北川民次、イサム・ノグチ、岡本太郎の作品と活動をとおして、20世紀世界を席捲した壮大な芸術運動の魅力に迫る。
第?部 メキシコ近代壁画運動と野外美術学校
第1章 1920年代メキシコに見る国民文化の創造
第2章 バスコンセロスの教育文化政策と先住民インディオ
第3章 1920年代メキシコ文化ナショナリズム
第4章 メキシコ・ルネサンスと野外美術学校
第?部 メキシコ・ルネサンスと日本人・日系人芸術家たち
第5章 北川民次と野外美術学校
第6章 北川民次とメキシコ版画
第7章 イサム・ノグチとアベラルド・ロドリゲス市場の壁画彫刻
第8章 岡本太郎〈明日の神話〉
田中 敬一[タナカ ケイイチ]
著・文・その他
目次
第1部 メキシコ近代壁画運動と野外美術学校(一九二〇年代メキシコに見る国民文化の創造;バスコンセロスの教育文化政策と先住民インディオ;一九二〇年代メキシコ文化ナショナリズム―バスコンセロスと壁画運動;メキシコ・ルネサンスと野外美術学校)
第2部 メキシコ・ルネサンスと日本人・日系人芸術家たち(北川民次と野外美術学校―日本人画家の見たメキシコ・ルネサンス;北川民次とメキシコ版画;イサム・ノグチとアベラルド・ロドリゲス市場の壁画的彫刻;岡本太郎“明日の神話”―修復の軌跡と託されたメッセージ)
著者等紹介
田中敬一[タナカケイイチ]
愛知県立大学外国語学部スペイン学科教授(専門:イスパノアメリカ文学、メキシコ美術史)。1954年、大阪に生まれる。1977年、大阪外国語大学イスパニア語学科卒業。1983年、大阪外国語大学大学院修了(文学修士)。大学院在学中に国費留学生としてメキシコ国立自治大学(UNAM)哲文学部で学ぶ。1984年愛知県立大学外国語学部スペイン学科助手。講師、助教授を経て、2002年より現職。専門のイスパノアメリカ文学を研究するかたわら、メキシコ国立自治大学美術研究所(IIE)「壁画修復プロジェクト」に参加、壁画の研究及び保全に携わる。美術研究所(IIE)、メキシコ国立芸術院(INBA)、国際壁画シンポジウム(Encuentro Internacional de Pintura Mural、メキシコ・グアナファト市)等では壁画運動に関わった日本人・日系人画家・彫刻家、イサム・ノグチ、岡本太郎、北川民次等について研究発表を行い、メキシコに紹介する。著書、学術論文、学会発表、講演、テレビ番組制作協力など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。