内容説明
セミが羽化するようす。カマキリが、バッタをとらえる瞬間。カブトムシを卵から成虫まで、大切にそだてる。くらしを知ったうえでの、虫をかうコツを伝授。
目次
虫のくらしとかいかた(カブトムシ;クワガタムシ;シロスジカミキリ;ナナホシテントウ ほか)
虫を観察しよう(フィールドノートをつけよう;写真をとって記録しよう;飼育の達人、ファーブル;昆虫のあつまる庭づくり)
著者等紹介
今森光彦[イマモリミツヒコ]
1954年滋賀県生まれ。自然と人とのかかわりを「里山」という空間概念で追いながら、昆虫などの生きものや自然環境を幅広く取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たまきら
40
子猫もいましたが、小学校でヤゴの救出作戦をしたため現在我が家にギンヤンマのヤゴが数匹います。初日にエサをあげるのが遅れて共食いされたため、赤虫を毎日食べさせるために数時間かけて赤虫を採集・選別・給餌しています。…大きいのはヤゴに、中ぐらいのはイモリの赤ちゃん(5月上旬生まれ)に、小さいのは下旬生まれのイモリに…。何やってんだ自分。…この本を読んでもっと飼いたくなるなんて、なんなんだ、うちら母娘。2021/06/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
シリーズで出てますが、図書館にはこちらしかありませんでした。今森さんの実体験による虫の飼い方。とても丁寧ですし、なにより写真がキレイです。 【第56回児童福祉文化奨励賞】2020/01/30
hoguru
10
お馴染みの昆虫から、ゲンゴロウ、タガメ、アメンボなどの水生の生き物まで。ゲンゴロウは絶滅危惧種に指定されて、とってはいけない種類もあるが、そもそも数が少なくてみつけられない。田植え体験で生き物観察をした時もみつけられなかった。アキアカネやオニヤンマのヤゴから飼う方法ものっていた。昆虫採取時のフィールドノートのつけかたが興味深かった。2016/09/01
ぷーきん
8
5歳から。カブトムシやアゲハチョウなど王道の昆虫から、クモ、タガメ、アリジゴク、ガ、ミノムシなど一瞬、飼えるのかなと思ってしまう昆虫まで飼い方が写真とイラストで紹介されています。同じ昆虫でも幼虫から飼う場合と成虫から飼って繁殖させる場合と色々と書かれているので、どの季節でも役に立つ本です。越冬のさせかた、初めて知りました。2015/04/03
遠い日
3
「今森光彦の昆虫教室」シリーズ。昆虫たちの暮らしとその飼い方について、写真で解説。今森さんの写真はやっぱり美しい、対象へのリスペクトが込められているからでしょうか。カブトムシ、アゲハ、スズムシくらいは飼ったことがありますが、わたし自身は田舎育ちで昆虫たちがそこにいるのが当たり前だったので、そんなに惹かれもしませんでした。子どものひとりが虫好きで、当時は興味に従って、飼ってみました。2023/10/21
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