出版社内容情報
金融危機などどこ吹く風と中国による資源獲得戦争は進行中である。製造業を主軸とする限り日本も必然的に次なる資源大戦に参戦せざるをえない。そのための戦略と勝機を探る。
内容説明
今、手を打たねば、この国は永久に浮かび上がれぬであろう―。大反響『メタル・ウォーズ』(2008年度日経BP・BizTech図書賞受賞)に次ぐ第二弾。
目次
第1章 それでも「メタル・ウォーズ」は続く(世界のメタル資源消費量は依然膨大;急ピッチで進む業界再編と寡占支配 ほか)
第2章 翻弄される資源弱者・日本(三度目には「狼」が出る;恐竜とニワトリこれだけの差 ほか)
第3章 今、日本の学ぶべき思考法(不健全な楽観主義者の国;兵法といえばやはり『孫子』 ほか)
第4章 「メタル・ウォーズ」に勝つための戦略(「戦わずして勝つ」が最高の戦略;敵が転ぶのを待つのもありだ ほか)
著者等紹介
谷口正次[タニグチマサツグ]
1938年東京都生まれ。60年、九州工業大学鉱山工学科卒業。同年、小野田セメント(株)入社。87年、資源事業部長に就任、各種鉱物資源関連事業を手がける。93年、常務取締役に就任、環境事業部を立ち上げる。96年、(株)秩父小野田専務取締役、98年、太平洋セメント(株)専務取締役(研究開発・資源事業・環境事業管掌)。現在、資源・環境ジャーナリスト(講演・執筆活動)、資源・環境戦略設計事務所代表。他に国連大学ゼロエミッションフォーラム産業界ネットワーク代表、国際日本文化センター共同研究員、NPO法人ものづくり生命文明機構理事、サステナビリティ日本フォーラム理事、(社)クラブ・エコファクチュア理事等も務める。専門は資源・環境論。インドネシア、オーストラリア、ニューカレドニアなど大規模金属鉱山開発の現場で年数回取材を行う。著書に『メタル・ウォーズ』(東洋経済新報社、2008年度日経BP・BizTech図書賞受賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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