出版社内容情報
「ヨーロッパの時代」が終わり、「真の世界文明」への生みの苦しみが始まっている。日本の役割は何か? 世界秩序形成のために果たすべき責任は? 骨太な意欲作。
内容説明
本書は、われわれの生きる20世紀末の世界から来るべき21世紀の世界像を照射しようと試みた国際政治論であり、戦略論であり、歴史論であり、文明論であり、哲学論である。
目次
第1章 大国を襲う激動の世紀末(分裂する覇権国家―アメリカ;よみがえる獅子―中国;最後の植民地帝国―ロシア)
第2章 二一世紀世界の力と論理(平和を保障する力と論理;先進国間の関係を律する力と論理;南北関係・南南関係を律する力と論理)
第3章 超近代の世界秩序と日本(「ヨーロッパの時代」の終焉;「近代の終焉」と「文明の衝突」;日本の針路)