流星と桜

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  • サイズ 46判/ページ数 374p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784488029456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

女子高時代に孤独な桜子を照らしてくれた、憧れの先輩で歌舞伎役者の娘・清香。真昼でもなお輝きを失わない流星のようだったその人は、8年ぶりに浅草で偶然再会した時、探偵となっていた。清香は、ある過去の出来事から鬱屈を抱える桜子の悩みを見抜き、自身の経営する探偵事務所で助手として働かないかと誘う。桜子は清香の元で働くことになるが、やってくる依頼人の相談事は「歌舞伎座に芝居を見に行った帰りに、必ず誰かに跡をつけられるんです」など、なぜか清香の愛する歌舞伎の演目を連想するような、奇妙な謎ばかりで……。歌舞伎に見立てられた人の心の謎解きと女性たちの成長を描く、傑作ミステリ。


【目次】

内容説明

女子高時代に孤独な桜子に寄り添ってくれた、憧れの先輩で歌舞伎役者の娘・清香。真昼でもなお輝きを失わない流星のようだったその人は、八年後に浅草で偶然再会した時、探偵となっていた。清香は、親に薦められるまま見合い結婚をしようとしていた桜子の鬱屈を見抜き、自分の探偵事務所で働かないかと誘う。探偵助手となった桜子と清香は、依頼人の相談に真摯に対応する。やがて彼女たちは、どこか歌舞伎の演目を連想させる奇妙な謎を通し、自分たちの過去や秘めた想いにも向き合うことになる…。新境地を開いた実力派作家が、人の心の謎解きを描き、女性私立探偵の系譜に新たな風を吹き込む傑作ミステリ。

著者等紹介

青谷真未[アオヤマミ]
2012年、『花の魔女』で第2回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、『鹿乃江さんの左手』と改題してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

22
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2026/06/post-e59505.html 2026/06/09

aki

22
歌舞伎役者の父を持つ清香と、家が呉服屋の桜子。2歳違いである二人は高校の時に出会うも、悲しい別れをして8年後に再会した時、清香は探偵に、桜子は手伝っていた家業から追い出され、言われるがままにお見合いを。そんな中、桜子は清香に誘われ探偵事務所で働くことに。依頼人の相談が二人が抱える心のわだかまりに訴えるものを含みつつ核心に迫っていく。面と向かって言えない聞けない事から勝手に相手の気持ちを解釈して生じる誤解、わだかまり。逃げずにちゃんと向き合う事で悩む事にはならないのにね。似た物同士が秘めていた心にも答えが。2026/05/13

assam2005

17
例え親子であったとしても、その本心は言葉にしなければ決してわからない。親子だから、子のことを思っている、親のことを思っている、思っているからといって子の、親の幸せに繋がっているとは限らない。相手のことを思って真正面から向き合うのを避けがちな私達は、時として行き違いに気づけない。それとも、相手にその向き合う価値を見いだせていないのだろうか。分かっているという身勝手な思い込みよりも、向き合う価値を大切に。歌舞伎の演目と重ねて説明されるこの本。昔から人の悩みとは同じものなのですね。2026/05/03

ほたる

9
全寮制の女子校で憧れだったあの人は探偵に。助手として働きながら見えてくるのは、各々が語っていないこと。歌舞伎になぞらえた話の展開自体にも引き込まれるが、何よりも先輩と私の心情の描き方がとてもとても良い。最後のシーンのあの一言。感極まってもう堪えられなかった。2026/04/01

leo18

7
女子校時代の先輩清香の探偵事務所にアルバイトで働くことになった桜子。桜子のお見合いや両親との関係、そして高校卒業後に離れてしまっていた清香の真意とは。尻上がりに厚みの出た物語で、桜子の両親の馴れ初め好きだし、早坂さんもいい人すぎるし、何と言っても読後感が素晴らしすぎる。話し合い大事。桜子さん気付いてと何度も思ったわ。2026/05/20

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