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魔使いの犠牲

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488019815
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。故郷のギリシアに行ってしまった母さんが、久々にうちにもどってきた。驚いたことに、ぼくにギリシアに来てほしいと言うのだ。宿敵オーディーンとの戦いに、ぼくの助けが必要らしい。それだけじゃない、母さんはペンドルの魔女たちにも助けを求めていた。師匠は怒って立ち去ってしまったが、ぼくは母さんやアリスや魔女たちとギリシアを目指して出発した。ギリシアでトムを待つ運命は?

内容説明

ぼくはトム。七番目の息子の七番目の息子だ。久々に故郷のギリシアからもどってきた母さんに会うために、ぼくと師匠はジャックの農場に向かった。でも、なんだか様子が変だ。農場のまわりでは、なんとペンドルの魔女たちが野営している。驚いたことに、ギリシアで母さんの宿敵、女神オーディーンと戦うために、ぼくや師匠だけでなく、魔女の助けまでもが必要らしい。魔女と同盟なんてとんでもないと、師匠は怒って立ち去ってしまったが、ぼくは母さんやアリスや魔女たちといっしょにギリシアを目指して出発した。故郷を遠く離れた異国の地、ギリシアでトムを待つ運命は。

著者等紹介

ディレイニー,ジョゼフ[ディレイニー,ジョゼフ][Delaney,Joseph]
1945年イングランド北部ランカシャー生まれ。ランカシャー大学卒業。ブラックプール・シックスス・フォーム・カレッジでメディア及び映像関連について教えるかたわら、大人向けの小説を書いていたが、エージェントの勧めで初の児童書『魔使いの弟子』(創元ブックランド)を書いたところ成功

田中亜希子[タナカアキコ]
千葉県生まれ。銀行勤務ののち翻訳業に。絵本の読み聞かせの活動もおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lotta7

8
血生臭い雰囲気の漂うファンタジー、“魔使いの弟子”の6作目です。このシリーズの世界観はかなり変わっていて、魔女は人間の血や骨で魔術を行うために、邪悪な存在とされています。魔女やゴースト等を拘束するのも“魔使い”の役目です。魔使いの弟子である主人公は、師匠達と共にギリシャに向かいます。そこで魔使い達は様々な困難に出会い、大きな犠牲を払う事になります。シリーズもいよいよ佳境に入ってきて眼が離せません。今作も挿画・挿絵:佐竹美保2011/06/22

たお

7
巻を重ねるごとに、世界が暗く淀み、不安が渦巻いてゆく。と、同時に光も強くその輝きをます。4巻目くらいから『光と闇の闘い』の色が濃くなってきた。だが、光と闇の分布は入り乱れ、一筋縄では括りきれない模様を描き出している。次の巻はいつ出るんだろうか……2012/01/30

lovemys

6
すんごい怖かったなぁ~(汗)これは児童書ではないような…。児童は読めないよねー。悪夢だよねー(汗)魔使いの犠牲って、犠牲が大きすぎる。トム君も、ああいう判断をするしかなかったのかもしれないけど、今後が心配すぎるよ。危ういよね、日々。何も知らされない師匠が可愛そうになってくるし。今後はどうなるのか、暗い気分でしかないけど頑張って読み進めていきますよ。お母様もね、まぁー、立場上しょうがないのかもしれないけどね、トム君可愛そうでしょ!(怒)重すぎる義務が多すぎ(涙)表紙を見て息子が一言「魔使い老けたね」そうね…2016/08/12

AR読書記録

6
ついに舞台はギリシアへ、メテオラの修道院群が出てくるあたりワックワクするけど、戦いの、敵のレベルはどんどんアップして描写も凄絶になっていく。これを映画化した場合、今のCG技術でもって忠実にリアルに表現したら、R15指定にはなると思うけど。絶対児童向けじゃねえ。さて、トムやアリスは、次世代の新秩序を打ち立てる存在だから自由に突き進んでいただくとして、そういう弟子を持ってしまった師匠の、自分の拠り所が揺らぐような経験による葛藤や苦しみとの戦いに、今後注目したいような気になっております。あるかどうかわからんが。2015/09/16

ふうか

5
ああ〜お母さん(ノД`、) アリスのビン、頼むからもう少しマトモなものに入れて欲しい。うっかり割れたら!とか考えちゃう2017/01/09

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